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家族新年会の夕べ - 芋汁、塩糀、AED、干し柿

(冷蔵庫で出来上がった干し柿)

昨日、女房が打ち合わせて、義弟家族、まーくん家族、かなくん家族が我が家に寄って、13人のささやかな新年会を計画した。我が家は喪中であるから、祝いの言葉は無しの新年会である。義弟が芋汁を作って持参、お酒も冷酒、焼酎持参である。まーくん、かなくん、あっくんと、幼児3人が混じり誠に賑やかな新年会であった。

義弟が作ってきた芋汁は、現在なかなか入手し難い天然物が手に入ったので、作り芋を少し混ぜて増量して、作ってきたという。畑で作った山芋は促成栽培でできるけれども、その分風味とか粘りなどに欠ける。猪が増えて天然の山芋は人間より先に掘って食べてしまうらしい。今、猪は放置された山の茶園にもぐりこんでねぐらにしているらしい。今は野生動物の保護よりも、ハンターの保護育成が必要なのかもしれない。

酒飲みの義弟は、いま塩糀(こうじ)、醤油糀に凝っていて、糀を買ってきて、塩や無添加醤油を加えて、それぞれ熟成させて作っている。料理にちょっと加えると旨味が一段増すという。なまのイカを裁いてもらって買ってきて、塩糀を塗って一夜干にする。それを炙って食べると、柔らかくてたまらなく美味いと、自ら作ったものを皆んなで食べた。スルメのように固くなく、マヨネーズをつけて食べれば、まことに美味い。酒飲みにはたまらないだろう。

AEDの話になり、義弟は定年後面倒を見ている調剤薬局チェーンで、AEDがあっても使えないでは意味がないと、1ヶ月に一度、使い方の訓練を始めた。間もなく、薬局のそばで心臓発作で倒れる人が出て、訓練通りに処置して、一命を助ける出来事があった話をする。

倒れた人のそばに着いたら、気配で心肺停止を確認、大声で人を集めて、119番通報を頼む人、AEDを探してくる人をそれぞれ指示し、自らは心臓マッサージを行う。AEDが届いたら、患者の胸に貼り付けると、直ちに、心電図で心臓の波形がチェックされ、必要なときは機械が指示をくれる。周りの人に離れてもらい、指示通りにボタンを押す。

心臓が止まるといっても、完全に停止するわけではなくて、心臓のコントロールが不調になって、心臓が微細動している状態で、機能していないことが大半で、AEDは心臓のコントローラーを電気ショックでリセットしてあげる処置である。AEDは電気ショックが効果があるときだけ指示をしてくれ、不要なときは指示しないから、指示通りにボタンを押すのに心配する必要はない。

医師が患者を触れているときに、AEDのボタンを押し、医師が吹っ飛んだという事故もあったと聞くから、みんなに患者から離れてもらうことが必要だという。また、その時は近所の歯科医師を連れてきて、心臓マッサージを変わってもらったが、要領が悪くて、再度変わったという話もある。たとえ医者でも専門違いだと訓練していない人も多いから、訓練した素人の方が役に立つ場合も多いという。

我が家で秋に作った干し柿が冷蔵庫に保管してあった。今夜それを出し、皆んなに食べてもらった。冷蔵庫で絶妙の熟成が進み、自分が食べたいと思った最高の干し柿に出来上がっていた。柔らかくて甘くて美味しいとの評価を得た。こんな干し柿は店にも売っていない。来年は早くに手配し、もっとたくさん作ろうと思った。
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