平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
我が家の耐震工事計画
我が家の耐震対策について、女房が気にし出して、増築工事をしていただいたK工務店に依頼をした。日曜日の夕刻、Kさんが見積りを持って見えた。
我が家は築28年で、当時は今ほど地震対策にうるさくは無かったが、それでもしっかり設計されている方だと言う。ただ数年前に平屋だった和室二タ部屋の上に2階を増築した。耐震診断をするとそこに無理があり、問題があるようだ。南向きの和室は開放的にしたために筋かいが不足している。その上に2階が乗っているからそこが弱点になっている。八畳間と六畳間の南側にそれぞれ筋かいが必要になるという。南側が一部にしろ塞がれるのはつらいが、夜はそこが寝室になるのだから、対策をしておかないわけにはいかない。
もう一ヶ所、食堂の北側の面に筋かいが不足しているという。台所兼食堂の床が緩んで部分的に凹むので、この際その部屋を新しくしたいという女房の要望があった。現在大変手狭でもあるため、システムキッチンを入れることにし、その分を外に出すように増築しようと考えていた。北側に筋かいを入れるとその面にシステムキッチンが入らなくなってしまう。
前回の打ち合わせではここの筋かいはやめようと考えていたが、そもそも今回の改造は地震対策が目的であった。そこに手を抜いては意味が無いではないかと思い直し、食堂にも筋かいを入れる前提で考え直した。システムキッチンと料理作業のスペース、2坪ほど北へ増築すれば、筋かいが作業スペースの背後になって邪魔にならなくなる。筋かいの部分を壁にしないでそのまま出せば、キッチンと食堂の一体感が損なわれること無く、広く感じられる利点もある。ほぼそんな線で再見積りを頼んだ。
なお、システムキッチンはシステム化されている良さと、後の部分的交換を考えるとシステム化されているゆえの不利さがある。そこで次の休みにショールームに行き、再度現物を確認しながら結論を出すことになった。
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