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九州でスコールに遭う

(雨で前が見えなくなる-宮崎自動車道のえびの高原手前)

先週、18日から20日の3日間で九州を一回りするという忙しい出張をした。梅雨に入っていてお天気は期待していなかったが、案の定、雨模様の天気が続いた。福岡の羽犬塚駅は駅舎が九州新幹線を通すための改装中であった。着いた直後、仮駅舎から迎えの車まで行けないほどの土砂降りになった。屋根の雨水が瀧のように流れ落ちて、その下を通るだけでびしょぬれになりそうで、しばらく待った。さしもの降りも小降りになって、車に乗れた。

次の日、宮崎から鹿児島に向かう高速道路の、えびの高原手前で豪雨になった。高速道路の制限速度の標識が一斉に50キロになった。どういう仕掛になっているのだろう。また、カーナビを見るとその地図上の高速道路の制限速度表示も50キロとなっていた。どこからか電波で情報を得ているのであろうが、からくりが理解出来ない。

雨がはげしくフロントガラスを打つ。あたりは暗くなって反対車線の車は皆ライトを点けてくる。スピードは無意識に50キロに落ちてくる。「この位降れば素っ裸になってシャボンを持って飛び出せば、シャワーの変わりになりそうだ。」そんな冗談が冗談に聞こえないほどの降りである。一頻り降って雨は嘘のように小降りになり、やがて止んだ。高速道路の制限速度は80キロに変わり、もちろんカーナビも80キロになった。九州の雨の降り方はまるで熱帯のスコールであった。これも地球温暖化の影響であろうか。


(北側から見る桜島-ポツンと噴火の煙が見え、この後大きく広がる)

鹿児島に近付いて空はすっかり上がり、桜島が見えた。北側からみると桜島は随分スリムに見えた。チャンスと車の中からデジカメで数枚撮った。後で見るとそのとき桜島は小噴火した直後て、煙がポツンと揚がり始めた様子が写っていた。次の日、地元の人が昨日の噴火の話をしていた。「最近の噴火は、南岳の火口ではなくて、この辺から噴火している」と後頭部を示した。

ネットで確かめると、「2006(平成18)年6月4日に南岳山頂火口とは異なる南岳東斜面の昭和火口で新たな噴火が始まった」とあった。たしかに、一年前から噴火の場所が変わったようだ。
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