平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
「遠国御名代勤方留」の解読 14
遠国御名代勤留11P
「遠国御名代勤方留」の続き、10Pの14行目より。
一 當方両傳奏江 御使相勤候名勤書 一通
ミタシ 有馬兵庫大輔
鷹司関白殿
閑院宮
有栖川入道一品(いっぽん)宮
有栖川宮
閑院常陸宮
知恩院宮
※ 一品(いっぽん)➜ 親王の位階の第一位。
右
仙洞就 崩御
御使被進、忝(かたじけなく)思召候。此段、宜
申上候様被仰候。
両傳奏
六條前大納言
山科前大納言
右
仙洞就 崩御蒙
上意忝仕合被存候。此段
御老中迠宜申上候様
被申候。
右之書面、不残扣一通ツヽ有之候。
一 御同座之節 言上書左之通、今日ハ西丸江別段罷出候故不用也。
ミタシ 有馬兵庫大輔
禁裏 中宮
東宮より
御返答御同様被
仰進候。
【 読み下した文】
一 当方両伝奏へ、御使相勤め候名勤書 一通
見出し 有馬兵庫大輔
鷹司関白殿
閑院宮
有栖川入道一品宮
有栖川宮
閑院常陸宮
知恩院宮
右
仙洞崩御に就き、
御使進じられ、忝なく思し召し候。この段、宜しく
申し上げ候様、仰せられ候。
両伝奏
六條前大納言
山科前大納言
右
仙洞崩御に就き、
上意を蒙り、忝なく仕合わせ被存じられ候。この段、
御老中まで宜しく申し上げ候様
申され候。
右の書面、残らず控え一通ずつこれ有り候。
一 御同座の節、言上書、左の通り、今日は西丸へ別段罷り出で候故、用いざるなり。
見出し 有馬兵庫大輔
禁裏、中宮、
東宮より、
御返答、御同様
仰せ進じられ候。
(11Pの16行目まで、以下つづく)
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「2022.2.22」今日は2が六つ並ぶ特異日で、猫の日としてテレビが騒いでいる。
一方、ロシアがいよいよウクライナに侵攻するというニュースが流れている。プーチンの野望は、東ヨーロッパを勢力圏に置き、冷戦時代の勢力図に戻すことのようだ。アメリカの勢力が弱まった故の、強気の侵攻なのだろう。人類は何も進歩していない。
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