ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

急須をもつだけで…

2014年05月28日 13時43分07秒 | ざっくばらんなこと

こんにちは!
みなさんのお宅には急須ありますか?
お茶を注ぐ音を想像するとどんな音が思い浮かびますか?
『トプトプトプトプトプトプ』『チョロチョロチョロ』くらいしか思い浮かびませんが…
急須を手に入れるだけで…お茶が美味しく飲めます。
写真の急須は手前から、朱泥、窯変、藻がけ…だったかな?もともと同じ土で同じ形の急須が窯に入れる回数で朱くなったり、黒くなったり、藻をかけて模様がうまれたり。窯に入れて焼く回数で色が変化するのを表現したそうです。
僕は、平たい形のこのタイプがお気に入りなんです。茶葉が蒸れない感じです。繊細な高級タイプのお茶はこの形のほうがいい感じです。個人的には。
僕んちのお茶は深蒸し茶といっても、“中蒸し”というカテゴリーがある今では中蒸しぐらいですので、陶製茶こしの急須でも大丈夫です。うちのお茶は…日常的に飲んでいただきたいので、お茶の味がよく出て、洗うにも楽なように考えています。
陶製茶こしの場合は、茶こしに茶殻が寄らないようゆっくりと少しずつ傾けて注ぐのがよいと思います。
中国製の急須は安いですが、作りが粗いので、愛着が湧きにくいですね。常滑焼きなどの国産の高い急須は買うに勇気が要りますが、道具として魅力は使い込むほど増していきます。
昔は販促品として急須をポイポイとお茶をたくさん買ってくれるお客さんにオマケしていましたが、最近はお客さんが自分で気に入った急須を買うだろうから迷惑になるかもとあまり差し上げるのをやめました。
良かったら…みなさんも妥協せず本当にお気に入りの急須を手にしてお茶を飲んでみてください。
『この急須いいな!』と思ったヤツで!