ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

美味しい・・・ただそれだけ。

2009年06月04日 22時48分32秒 | 勉強会
いよいよ、静岡空港開港!飛行機以上に、取材用か何かのヘリの方がうるさかったです。飛行機はあまりうるさくないんですかね?空港がすぐそこにある実感はまだないですね・・・夕方のニュースの空港の中継を見ても、なんだか遠くの気がして。
大きな飛行機が低空で飛んでいるのを見て・・・気持ち的には、『風の谷のナウシカ』の風の谷にトルメキアの飛行機が来たときの異様な雰囲気に似ている。
開港後、落ち着いたら遊びに行きたいです。

さてさて、先日の勉強会の遠山由美氏の講演&意見交換について思い返してみました。

『消費者が美味しいと思う野菜と糖度は関係ない。』・・・聞かされた、突然の衝撃の事実。

世の中には、糖度が何度だとかシールが張られた野菜が出回っています。スイカだとか、ハズレなしで買うには良いように思えます。でも実際、甘さだけでなく、身のしまりがよいもの、水分が適度なもの、などを美味しく感じるかもしれない。もちろん、雰囲気も大事で、スイカは暑い時期に食べるのが一番です。

僕たちの作るお茶は、しばしばアミノ酸などの旨味成分の量を分析してお茶を比べることがあります。でも、実際、飲む人が判断するのは、味や、香り、色など・・・全体的なバランスや他の要素も大事だし、旨味が多いから必ずしも美味しいわけではないことなんですね。お茶の入れ方、飲む雰囲気なども大事ですし。

美味しさを数値で表そうとするのは、むずかしいこと。でも数値に表そうとするのは、何かを伝えたいもどかしさ。
でも、消費者にとっては美味しいか、美味しくないかどちらかなんじゃないか?

長い時間をかけて、お茶やそれ以外の農作物も品種化され、いまだに進化しています。美味しいものを作りたい。美味しいものを食べたい。生産する側の人間と食べる側の人間。美味しいという言葉を聞けば嬉しく思うし、美味しく食べたり飲んだりしてもらいたい。


↑総会と講演会から、懇親会を終え、帰路につき、帰り際、一緒に帰って来たOさんからOさんの作ったトウモロコシとガーベラをいただきました。トウモロコシのおすすめの食べ方や、ガーベラの花瓶への活け方などを教えてもらいました。
なんでそうやって教えてくれるかというと・・・ただ美味しく食べてもらいたい。長く活けて見てもらいたいからなんですよね。
Oさんの言う通り食べてみました・・・すごく柔らかくて、甘くて、美味しいトウモロコシでした。美味しかった!!


↑山に百合が咲いていました。花は綺麗。人間は、ただ素直に感じるままに思うだけですね。

わかりにくい、まとまりのない文で申し訳ありませんでした。