ざっくばらんなさんぽみち

お茶農家としての生活、プライベート、趣味(?)のバイクやカメラをおりまぜた、とってもざっくばらんなブログであります。

同じ志を持つもの

2008年11月27日 23時54分20秒 | 勉強会
先日22日、茶農家友達(先輩)に勉強会に誘っていただきました。熱心にお茶を考える向笠園というお茶農家(うちより相当大きい規模)にて勉強会が行われたのです。主な内容は、お茶を『仕上げ』を学ぶことと、その後はお茶についてざっくばらんに座談会でした。普通の方から見ると、『仕上げとは?』と思うかと思います。
茶畑にてお茶の芽を収穫⇒工場で製茶(荒茶を作る)⇒仕上げ作業⇒消費者、お茶屋へ
簡単に言うと分別されていない半製品のお茶(荒茶)をいろいろな目の大きさの金網の張ったフルイを使ったりしてお茶の長さを揃えたりしてから、乾燥をかけて香ばしさや甘みを引き出す作業になります。仕上げの工程で、粉茶や棒茶が分別されるのです。乾燥の度合いで甘みが出たり、青臭い香りを飛ばしたり、香ばしくなったり、行き過ぎると焦げてしまったり。技術が必要な作業です。スーパーやお茶屋さんで手にするお茶は、見た目にも揃い、香ばしいかと思います。
今回は、軽く製茶の基本に触れ、仕上げを学びました。
こういった技術は、直接、お客さんにお茶を小売する場合は必要不可欠です。きな粉にする大豆の、炒り加減が大事なように、お茶も仕上げが大事なんですね。製品になるためのオーディションみたいなものだと思ってください。落ちたら棒茶とか、粉茶として採用されます。
今回の勉強会は、仕事お茶関係意に従事してるわけでなく趣味を越えて、ライフワーク的にお茶に取り組んでいる方がいらっしゃり、すごく熱意があり、ビックリしました。今まで自分の行くとこは、お茶農家の若者が多いですから・・・それだけお茶ってすごく人を引き付けるものなんでしょうね。
講師の先生にもたくさん学ばせていただきました。
いろいろな形でお茶に関わる人と接することができたと思います。僕は、これからこういう場でも、意見を言えるような人間に育ちたいところです。また、参加したいな!ありがとうございました。
これからもいろいろな勉強会に行きたいところです。


↑試験的な火入れ(強い乾燥作業)を行い、試飲しました。小さじ一杯分を空気と混ぜながらすする様に飲み、味と香りを確認しました。
〈ここからは勉強会とは関係のない写真ですが・・・〉

↑最近、鶏小屋の上の箱に溜まった水が凍っていました。何でだろう?そこまで寒くはないだろうにね。

↑バナナの飛来(なんてね!)糸が見えてます!食べどき!

↑シャチホコならぬバナナホコになりたいらしい(笑)