わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

慈童 その3

2013年06月17日 | 能面

「慈童その3」のタイトルになっているが、実は新しく作っている別物だ。これまで作っていた「慈童」と「増女」はすでに最終の行程に入っており、いわゆる仕上げの段階である。これはあとに彩色が待っているので、それまで彫る作業はいったん休憩中。その穴埋めをするために、12日に先生の能面塾から材料を手に入れて、2個目の慈童を作っている最中という具合。

(1)13日までのの作業。

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(2)14日までの作業。

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(3)15日までの作業。

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(4)16日までの作業

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と言う具合。作業開始が13日だから、今日は17日で4枚目から少し進んだあたり。鼻の穴や口元を少し彫り進んでいる場面である。まだ5日目で、ほぼ形が出来上がっている。これは早い。1個目の慈童も早いと感じていたが、この2個目はもっと早い気がする。気がするのではなく実際早いのだが、これでも毎日おおむね2時間程度の作業量である。

増女を含めても似たような造作なので、勢い作業も早くなってしまうと思うが、結局は彫っていく手順に慣れてきているからだろう。それを考えれば、初めての面では時間がかかっているのも当然で、特に「雷」では結構時間がかかっていた。その他にも鬼、不動もめんどくさかったし、生成も手間がかかっていたなぁー。