わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

大飛出 その1

2014年06月17日 | 能面

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さて、すでにお知らせしたとおり「大飛出」の作業に入った。上の写真はカラーコピーで、これに図面が付いている。16日には丸鋸を使って左右45度に切っていたので、今日17日からは顔の輪郭をノコで切り取り、更には立体に切り取る作業用の線を引いたところ。

この線に沿って切り取ることにより、顔の表面が立体的になっていく・・・と言う具合。

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ところで、しばらく放置していた初代「地蔵」に色を付けてみた。地蔵と言うぐらいだから石で出来ている。そのイメージで灰色にしたのだが、これが正解かどうかは分からない。一般的には木で彫った仏像のたぐいは木肌がそのままのものが多い。ただ、今回は石仏なので、石の色でも良いだろう。

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で、鬼が完成したのでちょっと見てみよう。前回からは眼球を金色に塗り、目の周囲にススを使って陰影を付けた。また、赤色を使ってアクセントも付けたり、歯の部分にもススを乗せた。

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と言うところで「完成」したことにして、ひもを付けて壁に掛けている。同時に作っていた孫次郎と喝食も完成したと考えているが、孫次郎は明日にある能面教室に持って行き、先生の意見を聞きながら、もしかしたら「古色」を加えることになるかも知れない。

ここ数ヶ月はいろいろと手を出していたが、ここで一段落という場面だろう。今後は取りあえず大飛出だけに集中して、毎日が進む事になる。


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