わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

小面10 その1

2022年07月16日 | 能面

「小面9」は「その1」のまま、数日後には素彫りが完成している。ただ、前回のブログから単にお面の表面を磨いただけであり、大きな変化はなかったので紹介はせず、そのままにしていた。

で、今回は「小面10」であり、結局、手持ちの小さい材料を使った課題は「小面」になったというところかな。この理由は前回も書いたけど、「小面から始まり小面で終わる」の最後部分を実践したというあたり。ま、今回は2個を連続して彫ったところが気分的に楽だった・・という事もある。その理由は、同じお面を続けて彫った場合は「直前の手順や要領をまだ忘れていないので、彫りやすい、作業が進めやすい」・・というところかも。

下は11日の写真だが、作業開始は10日だ。この日は小面9の素彫りが完成した日であり、同じ日に次のお面の作業を始めている。通常は、次の課題のお面を決めて彫り始める「作業開始」は数日あとになることが多く、こんな事は初めてである。それは「お面を彫る作業はこれが最後になるかも」という意識があり、気持ちが焦ったのかも・・・

下は12日。結構早めの進み具合だが、最初の説明でも書いたように「直前の手順や要領をまだ忘れていないので、彫りやすい、作業が進めやすい」という事もあって、作業が早まっているところも、その理由かな。

下は14日。ここまで来ればもう7割程度の完成度だ。もちろん、裏彫りも2度ほど終わっているから、作業開始から4日目でここまで来たのなら、いくら作業が簡単な女面とは言え、極めて早い出来具合だろう。この後は口の中や鼻の整形、目の部分のなども裏彫りに合わせて進めていくことになる。ただ、実はこれが一番面倒な部分でもあるのだが・・

さて、「小面9」の素彫りが終わったという報告をしたが、それが下の写真だ。10日の写真だが、このまま彩色に入っても良い状態だ。ただ、今回については小面10を完成させた後に2個のお面を比較して、それぞれが同じ出来具合になる様に双方に細部の修正を加えて、最後の仕上げをしたいと考えているところ。

さて。

今回の小面が完成すれば、素彫りのままの能面が7個出来上がる。当然、これらはいずれ彩色を施すことになるのだが、今の予定では「手持ちの彩色材料がなくなった場合は追加補充はせず、そこで作業は終了」にするつもり。そのため、手持ちの彩色材料の減り具合を見ながら、7個のうちどのお面に色を付けるかを決める必要がある。

ただどうも、4個程度は彩色が出来そうであるものの、大きいお面が5個と小面2個があるので、うち何個かは素彫りのまま放置される可能性が大きいので、最終的な予測は不明なり。いや、もしかして私の趣味としての能面製作は、この彩色で完了(終了)するかも知れない・・ぞ。

 

まあ、彩色の経過についてはその都度ブログを更新しますので、それを見ていただければ「今後の経過・対応」も判明すると思います。

 

ではまた。