わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

雷3 その1

2020年01月12日 | 能面

新年からの課題を彫っている。課題は「雷(いかずち)」だ。

年末から正月にかけては孫達が遊びに来ていたから、お面の作業は中断していた。その行事も無事終わり、身体が空いたことから能面製作の開始だ。この環境は通常日課に戻ったと言うことでもあり、体調管理にも向いている。

ということで、今年の最初の課題は、下の写真である。呼称は雷(いかずち)であり、このお面はこれまで2個を彫っている。

下は、私の1個目の作品であり、製作開始日は2012年5月11日だ。ただ、彩色が終わったのは7月下旬なので、およそ2ヶ月ほどかかっている。もちろん素彫りはそれ以前に終わっているのだろうけど、真の完成は彩色が終わった時点だから、それで良い。

また、2個目は2013年3月16日の作業開始で、彩色が終わったのは5月14日だから、これもおよそ2ヶ月かかっている。と言うことは、このお面の製作は、手間のかかる大変面倒な部類に入っているという証拠でもあろう。

さあ、今回の作業開始は1月6日であり、下の通り。なんと7年ぶりの雷(いかずち)だ。

上は材料に図面を載せて、周囲を丸鋸で切り取ったところ。1日目の作業はここで終わりだ。

上は7日の姿。ここでは周囲をきれいに削り、図面の表面を材料に転写したところだ。更には若干の彫り込みを入れて概要を眺めているところ。まだよく分からない状態だが、作業開始2日目なら、まあこんなモノだろう。

上は8日の結果だが、7日に比べてもずいぶんと作業が進んでいるように見える。1日でここまで進むほど気合いが入っているのかと言えば、実はそうでもないが、なぜか3~4日が経ったほどの作業量かな?   うーんおかしいな。

上は12日だ。1枚上の写真から4日が経っており、その割には大きな変化がない・・と書いたものの、よく見れば結構手の入った部分も見える。もちろん裏彫りも2度行っているからOK。

1 目の形がよく見えてきた。

2 額の三日月が見えてきた。

3 耳、鼻、口の形が見えてきた。ここは結構時間がかかるところ。

など。しかも補修した部分も見える。ここは意識しないままノコギリで切り取ってしまい、ノミで削った場所。ましてここは、写真や自分で彫った雷をよく見ていれば、すぐにも気がつく場所。それを気づかずに削ってしまうほどに集中心が薄れ、気が散っていたといえよう。これも高齢化のなせる技(?)かもしれないぞ。

 

というあたりで、今年も元気に作業開始だ!!

 

 

 

 

コメント
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