わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

獅子口6 その5

2017年02月10日 | 能面

すでに一週間ほど経ったものの、結構まじめに細かく修正をしつつ仕上げを行っているところ。

上の写真は6日だが、前回と比べても大きな変化は見えない。せいぜい紙やすりで滑らかにして、それを元に修正作業をしていたから、まあこの程度か。それでも見本の写真と比べて1mm単位で計測し、あるいは全体のバランスを考えながら、わずかな厚みを削っていく作業が続いているのだ。

この辺で一応の素彫りを終えて、今後は毛髪、髭などを「浮き彫り」にする作業をすることになる。これも大変な作業ではあるものの、あえて自ら「めんどくさい獅子口」を選んだから、その責任もあるためにまじめに作業をすることになろう。

これは裏彫りの姿。材料の厚みは100mmだ。面の周囲は5mm程残している。全体的には厚い部分でも10mmほどなので、それを考えれば材料のかなりの部分を削っていることになる。それをきれいに掘り下げて、上のようになるまで仕上げる事は大変な作業である事が、想像出来よう。

と言う具合で、今日10日から「浮き彫り部分」の作業に入ったが、まずは鉛筆で浮き彫り部分の形を書いていく事から始まる。これも結構大変だが、まあやむを得ない。別段急ぐこともないから、じっくりと時間をかけて行こう。その作業の一部が下の写真だ。鉛筆で書いた黒い部分を残して、周囲を彫り込むと、いわゆる「浮き彫り」になる・・・と言う段取りだ。

 

この作業も3日ほどかかると思うので、実際に彫刻刀で彫り始めるのは来週からかな?

 

 

コメント
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