わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

鬼 その2

2014年05月01日 | 能面

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さて、前回からすでに1ヶ月を過ぎた。その間は「地蔵」さんを2体まとめて彫っていたから、鬼については放置をしていたところ。

で、上の写真は4月24日の時点で久しぶりに彫っていたところだが、やっぱり能面の方が作業はやりやすい。というよりは慣れていると言った方が良いだろう。なんと言ってもこの鬼は3個目でもあり、前に彫った自作を見本とすることをしないで、出来るだけ元の写真を参考に作業を進めている。その方が忠実に彫っていけるのだ。


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上の写真。これは更に進んで、25日の段階。1日でこのぐらい変化するし、全体像も見えてきているから、後は線引きに合わせて彫っていくことになる。ただ、これは彫り進んでいるのではなく、単に線を書き込んだだけ。これだだけでもずいぶんと進んだように見えるのだ。

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27日だ。実際に彫り進んでいるが、顎の部分は実に堅いのだ。この部分を慎重に、かつ大胆に彫っていくのだけど、見た目ほど簡単ではない。かなりの力加減、様々な形の彫刻刀を使い分けけて、2日ほどかけて形を作っていく作業が続くあたりでもある。かなりの前進だ。

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で、これは4月30日の姿だ。荒削りの部分を紙ヤスリで滑らかにしたところ。こうすることによって彫った後のノミ跡が消え、かつ、彫った後のおかしな部分もよく見えてくるために、修正もしやすくなると言う。

ここまで来れば8割方出来上がったと言っても良いだろう。今後は眼球部分と裏彫りをきちんと終えれば、素彫りが完成となる。もちろん、細かい修正もその都度行われるから、次の能面塾(5月14日)あたりではもしかして完成しているかも知れない。

さて、3月以降の集中した作業のためか、肩や腕、手首などに痛みを感じている。特に手首などは「腱鞘炎」になったのかな?と思われるほどに痛みを自覚するので、ちょっと心配だ。もちろん腕、肩も筋肉痛と言うよりは度が過ぎた感じ。これを抑えるには、作業を中断してある期間休息するしかないと思うので、それも考えながら様子を見て行こう。