わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

猩々 その6

2010年07月09日 | 日記・エッセイ・コラム

猩々について新たな展開が始まりました。第一作の「猩々」は失敗に終わったことから、改めて気合いを入れ直し、第2弾の作成に取りかかっています。先日(7日)、能面教室があって、一応完成したものを先生に見てもらったのでしたが、あまり評価はよろしくないようで、出来具合についての評価はなく、ちょっと手直しを指導されたところです。目のアイラインをもう少し太くする事や、酒に酔った顔色を出すために、もっと赤い色にした方が良いというアドバイスを貰ったので、そのうちに修正するつもりです。で、その第2作目については次の通りです。

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これは先生が作成した見本です。私の作ったものとはだいぶ様子が違います。本来はこれを見ながら作業を進めるのが良いのでしたが、そうもいかなかったことから、カラーコピーを見本に作成していました。結果はあの通り。しかし、今回はそうもいきませんから、先生の見本を写真に撮って、それを元に製作にかかったということでした。もちろん細部も参考にするつもりで、いろいろな方向から撮っています。

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8日の段階で、このようになっています。最初に材料を縦45度に鋸を入れて切る方法の第一作と違い、横顔の方向からノミを入れて削り出す方法をとっています。教則本の通りです。この状態から左右の曲面を作るようにノミで彫っていくと次の写真になります。

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9日の様子ですが、粗彫りと言うよりはまだまだ最初の段階で、何が出来るのかは見当もつきません。それでも一応簡単に顔を描いていますので、それ系(女面、優男の面)であろうという程度はわかるでしょう。第一作でも6月11日に発表した「その2」あたりまでは失敗もなく良かったので、作業開始から2週間ほどは失敗に心配することもないから、まだ安心して作業を続ける事が出来ます。なんと言っても作業開始からまだ2日目なのですよ。

というあたりで、第2弾進行中のお知らせでした。