katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

かぐやの作品の下絵の続きとさくら教室

2008-10-22 00:13:58 | 世界遺産をみんなでつくろ!
午前中はかぐやの作品の下絵の続き。一応大体の骨組み的な絵にはなって来たものの、
女の人のグレ-ドと丹頂鶴の羽の精度さえ上がれば、早速タイルやガラスタイルの確認。

それと下地作り。ただまだ枠についても具体的なアイデアが無い・・・まだ時間は
掛かると思われる。

そんな中、さくらがやって来る。久しぶりの隼作品。今日は子供の隼を作ったのだけれど
より判りやすいのは、周りの目地を黒くした事の方かも知れない。

以前はベ-ジュの目地だった。しかしいつも言う事なんだけれど、そもそも数学と思うと
判り易い。どう言う事か?それは全体を分母とする。

全体とは、タイルを張った部分と目地の部分。では分子にタイルを置くとと何分の一に
なるのだろうか?また目地を分子に置くとどうなるか?

その時に一体いくつの割合になると最高値の見栄えのモザイクになるのか?

ここで数学とちょいと違う事が出て来る。つまり目の錯覚って言う人間特有の曖昧さ。
ここを少しいじってやると人はマジックを見た時のように錯覚する。

振り返って見る気持ちのある人は是非さくらの以前を見て欲しい。ベ-ジュの時には
バックの緑のタイルと目地は合い交じり合わない。

しかしその他のタイルとは仲間のようになっていて、緑のタイルだけが仲間はずれ的存在
になっている。従って、緑のタイルは浮いている。そんな仕上がり。

では今日は?と言うと、目地を黒くした事で今度は緑のタイルと黒目地が仲間になった。
そこでさっきまで仲間だったと思われる他のタイル達が敵になった。

これを踏まえて考えれば、目地をどのタイルと手を組ませるか?で雰囲気はいくらでも
変わって来ると言う事になる。

この作品のパ-ツはとても細かい。と言う事は目地が多い事になる。当然目地が多いなら
ベ-ジュ色が濃くなっていたはずだ。だから緑のタイルだけが細かく分散しているように

見えていたのだ。これを思い切って黒くする事で緑のタイル+黒目地が緑のタイルの割合を多く見せたと言う事になる。

しかも分散していた緑のタイルが手をつないだようになり、なおかつ他のタイルをも
くっきりさせた事になる。

常にモザイクは勇気も必要。淡くする事にこだわっていたからこそ、ベ-ジュの目地の
選択をしていたのを、勇気を持って黒くした事で縁取り部分がしまった。

これによってこれからの隼にも幅が広がったとも言えるはず。今後の展開もかなり面白そうだ。そしてまだもうひと展開ありそうだ・・・

そんな中、俺はと言うと・・・・



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かぐやの作品の下絵

2008-10-20 21:58:26 | 世界遺産をみんなでつくろ!
完成では無いけれど、ひとまずここまで。
通常だと総括は最後なんだけれど、今回は弟子なんであえて最初に明かしとくね。

まずかぐや姫について。そもそも竹から生まれるだの、月に帰るだのまともに取れば
化け物か宇宙人。ただ女の人の容姿であるとの事。

月に帰るを空を飛ぶと考えて鳥にした。では何の鳥にするか?になる。
もう一人の弟子のさくらが猛禽類のふくろうを好きな事も考慮に入れて見た。

奴は影。だから夜。となると昼間、存在感のある鳥となると丹頂鶴ってすぐに考えた。
しかし夜は丹頂鶴は飛べない。でも飛べた方が良いに決まっている。

これをひとまず置いておいて、月が光る・・・で竹やぶを光らせる・・で生まれる・・を
表現しようとした。

そこでまた戻して、夜飛べないはずの丹頂鶴が生まれ変わる・・・しかしながら、飛んだ事が無い丹頂鶴は竹やぶに邪魔される。

ここをどう工夫し、どうしのぐか?ここで最後にそんなシュチエ-ションになっても
冷静に微動だにしない女の人を描いた。

この女の化身が丹頂鶴であれば、あたふたしてもおかしく無いが、己を信じ全くあたふた
しない気丈な姿であって欲しいと願う・・・そんな事を描いている。

この女の首の周りに付いているのは、竹の葉。つまり竹の妖精でもあって良いと思う。
何があっても消して折れる事無く、しなってしのぐ。

名は体を現す・・・かぐやにはそう言う事伝えたいと思った。
そして、この下絵は、かぐやが作っているペガサスと対比とも考えている。

かぐやのペガサスは飛べなくなったモノが飛ぼうとしているそんな感じ・・・
俺のは飛べないモノと決め付けている丹頂鶴が飛べるかも知れない・・嫌、飛ぶんだと

もがいている・・・そしてこの先一体どうなるんだろうか?とこの先は見る者が
どう感じるか?だけ・・・俺は飛んで欲しいと祈るがね・・・

だから楽しい気分の時に見るモザイクじゃない。悩んだ時、困った時、これを見た時に
あたふたしていないだろうか?冷静なのだろうか?と自分自身に問い掛ける時に、

そんな事が起こった時に、何かの役に立てないだろうか?・・・そんなモザイク。

さぁかぐやどうする?このまま続けるか?辞めるか?いくらでも描き直すぞ。
今年いっぱいこの作品に向き合う覚悟はあるのだから。


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神田の古本屋さんと夜の竹林探し

2008-10-20 09:17:43 | 世界遺産をみんなでつくろ!
いよいよかぐやの順番・・・そう作品依頼。そんな訳でまず資料集め・・・
朝、神田の古本屋さんに行く。

まだ確定では無いが、かぐやに作る作品としてかぐや姫を題材にしようと思っている。
何を作るにしても、しなる・・・こんな雰囲気のモノは作りたい。

そう言う点では、竹は悪く無い。夜、竹林、月、女、雲・・・・そしてもう一つのアイテム・・・これについては独自の発想なのでまだ明かせない。

そんな感じを抱き到着するも、やはりここの所余り来ていないのが響く。
お休みばかりの店だらけ・・・しかも来週から古本市とはね・・・・

まっそれはそれで、別に何かきっかけになるものさえあれば良いだけ。
そう言う点では、1冊だけれど月の本を買った。

ひとまず竹が近くで見られないかな?と探すもそう簡単では無く・・・・

今の段階で数あるアイテムの中で月ひとつ・・・竹林と夜は一緒に見つけるかっ・・・と夜が来るまでひとまずお絵描き。

色々と配置なんか考えて描いて見るものの、そもそも直線ラインの好きじゃない俺が、
構図のほとんどが竹・・・ほぼまっすぐだらけ・・・楽しいはずも無く・・・

そんな中でも、こんな感じになるのかな?くらいにはなって来た。
いつもこう言う夜がテ-マな時は、電気を暗くしてテレビの明りのみで描いたりする。

今回もそんな感じでやっていた・・・そんな中、やっと外が暗くなったので竹林探し。
まっ市川の梨畑まで行く気なら、いくらでもあるだろう・・・そんな出発。

市川、本八幡、松戸、鎌ヶ谷、船橋・・・と3時間位回ったかな?
まさかこんなに苦労するアイテムだとは思わなかった・・・夜の竹林。

まず、例えば見つかったとしても人の敷地内・・・これでは撮影出来ない。
今度は、街道沿いに合ったとしよう・・・暗くなった所が見たいのだから、車の行き来の

合間、合間にほんのワンチャンスしか見られない。ではわき道にそれた所にあったとしよう・・・誰もいない竹林に入る勇気ある?結構暗くて・・・ありゃなんか出るなっ。

しかも撮影するんだよ・・・絶対写るなっ・・・あぁ怖かった・・って感じ。
お寺さんにもあったんだけど、そりゃ入れてくれてもかなり薄気味悪いのよ・・これが。

まさか自分のびびりまで計算していなかったもんなぁ・・・
こんな感じで撮って来た1枚・・・まずまずかな・・・・



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市川市立第四中学校での体験教室

2008-10-18 23:23:26 | 世界遺産をみんなでつくろ!
実は、キウイとタピオカがアトリエでカレンダ-を見てくれたらしく、手伝いは
いらないんですか?と声を掛けてくれた。

正直、この話を伺った時の気持ちとしてはお引き受けしたくなかったのが事実。
1人あたりの材料費が500円で講師料が5000円。何度も何度も担当者にも伝えたが、

返ってくる言葉は、皆さんボランティアのようにその金額でやってもらっているんです。
の一点張り。かぐやもその時に電話で聞いていて、まさか受けるの?そんな感じだった。

講師料いらないから、材料費をもっと何とかなりませんか?と言っても何にも変える様子
も無かったので、もう良いからやろう・・・後で断られたと言われれるよりはマシだ・・

最初からマイナスのみでやると決めていた。そんなだから、誰かに頼む訳にも行かない。
更に残念なのは、1時から3時の2時間と時間まで決められている。

この時点で決めていたのは、いつものようにやる事を諦め2時間で張り上げてもらい、後日取りに来て貰う・・・これしか方法は無いと思った。

そんな中、手伝ってくれる2人には申し訳無い・・・ただそれだけ。

11時半に出発すると、割と近くて12時には到着した。ただ様子が変である。
腕章を付けた方が数人立っていて、言われるがまま校舎に入ると、

校内はかなり大きな音が鳴っている。よくよく話を聞くと、学習発表会と言うものの後に、色々な講師が集まり体験教室があるらしい。

確かに書類に目を通すと、間違いでは無いが全くと言って良いほど読み取りづらい。

ひとまず荷物を降ろしたいと申し出ると、先方はやけにあたふたしている。
どうやら、急きょ部屋を変えたらしくみんなに伝わっていないのか?判らないみたいだ。

更に担当者がその部屋で子供達が昼ご飯を食べているので、入れないと言う。
その間、昼食を用意してあるので食べていてくれとの事・・・・

準備したいから1時間前に来て、更に2人手伝いに来てくれているから安心だったのに、
これでは何にも意味が無い。

しかも教えて貰ったとおりに道具を運ぶも、何しろ2階で端から端までの運搬。
2人がいて助かった・・・そんな感じ。

しかしそれでものん気にしている訳には行かないので、ただの昼食ならあおればいいと
部屋の前まで40分頃には行って、いつでも入れるようにして待った。

すると先生かな?中に入ってあおってくれたもんだから、10分前にようやく入れる。
慌ててお手伝いの方なのか、先生なのか?数人とこっちの3人で準備する。

ひとまず1時チョイ過ぎに始められる。挨拶なんかどうでもいい。さっさと始める。
最初に1時間で張り終わらないと仕上がらない・・・終わらない人は後日と話をした。

16人と先生1人の17人。それを俺とキウイとタピオカの3人で2時間。
結果としては2時間で目地まで全部終わった。



こんな感じで精一杯。すべての材料が公民館や窯ぐれ祭りの余り。
つまりご寄付の中のもの・・・・それが無ければ明らかに無理・・・・

2時間でモノを作る・・・これで何が伝わるか?タイルって切れるんだくらいかな・・・
ねらいって部分に豊かな心を育てるって書いてあったが、そりゃ2時間の中では

他の先生はいざ知らず、俺には無理だわ。

豊かな心を育てる前に、責任者に人の不幸の上に幸せは成り立つ事を知って貰いたい。
人の痛みも判らない責任者に子供達に豊かな心も無いだろう。

しかしながら参加した子供達に非は無い。少なくとも教材として持って行った材料は
十分なくらい豪華なはずだし、講師料5000円で3人なのだから文句も無いはず。

帰り道に良く見ると、今日ご参加の講師の作品と銘打って飾ってあった・・・・
俺は何も言われていないのでそこには作品は置いていない。

そこを通り、下まで道具を運ぶと、何と無くさっきの順路よりも近道に思えた裏口から
校庭に出ると、案の定すぐそこに車があった。

その後、講師料の支払いを待って、支払いの手続き終えて帰る。
当然このまま2人を帰す訳には行かないので、お茶でもして行こうと誘う。

2人を降ろして、アトリエで道具を下ろしある場所へ直行した・・・・それは・・・
当然、今日は土曜日。FM江戸川のスタジオへ・・・・

かおるさんに一緒に撮った写真を届けに。その間にリクエストもした。
前フリにB,sのラブファントムをリクエストして置いた・・・・あはははは

気分転換は自分でやらないとね。所が渋滞にはまり6時58分には終わってしまう番組に
到着したのは、7時2分。

でもまだかおるさんがブ-スに残っていて、トントンってガラスを叩くと気が付いて
中から、スタッフさんと顔を出してくれた。

写真を渡すと帰り際スタッフさんが、katsuさん三郷で教室しませんでしたか?と言う。
そう、若旦那の奥さんの紹介で初期の頃何度かやらせて頂いた・・・・

はい。と言うと実は・・・と話を伺うと、どうやらお子さんが俺の体験教室にいらっしゃったとの事・・・・誠に有難いお話だ事。

その足で実家に郵便物があると言うので、取りに行くと浦安市教育委員会生涯学習課。
市民手工芸作品展のご案内・・・

俺、そこに嫌われているんじゃないの?公民館でガタガタ言ったのって、ここの親分じゃないのかな?俺が行くと迷惑なんじゃないの?

また上ときちんとお話しないと、当日ガタガタされるの嫌だから辞めとくわ。
でもこう言う書類は、ただ前回の資料の元、何の確認もされずに機械のように送ったモノ

だから、今回のいきさつなんかは関係無いだろうけれどね。それが証拠にあれほど
お金無いよ・・・と言っているのに、ボランティアとしてこの作品展の参加の募集の紙も

入っていたのね。何の確認も無しなのが良く判るわ。他の課ならまだしも、教育委員会
だとさ。まだボランティアしろってかい?おやおや強欲だ事。びっくり・・・

ボランティアって奴隷の事を言うのかな?認識を変えないとならんなぁ・・あはははは






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アトリエの掃除をして・・・

2008-10-18 00:45:46 | 世界遺産をみんなでつくろ!
昨日のカネキさんの確認をして、まだ乾いていない場所を電気を付けて乾かす。
それもお昼には終わって、岐阜から帰ってドタバタしていてアトリエもそろそろ

こりゃまずい・・・そんな状態だったのでひとまず掃除。
とは言っても何と無く・・・

これで完成した2作品の置き場も出来たし、しばらくここに置かなければならないので、
今日の掃除は致し方ない・・・

いよいよかぐやの作品の準備・・・・何作ろうかな?

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お待たせカネキ製陶所さんの照明器具モザイクタイル

2008-10-16 22:15:17 | 世界遺産をみんなでつくろ!
何とかしのいで最後まで張り終わった。この画像は張り終わった後に、夜電気を付けた。
これでははっきり光を通しているかどうか?判りづらいよね。

そう目地からもれている光が多すぎるからね。だから肝心なのは、目地で光をさえぎる事

では、今度は目地に悩む事になる。どうしても和風感を出したいのでベ-ジュにしたい。
しかし通常の内装目地では5mmくらいの幅が限界だし、こんな下地では無理・・・

普通に考えれば、紙粘土や樹脂、それと良くモザイク本なんかに載っているプライマ-
なんてのもある。しかしどれもこれも和風じゃない・・・

そこでなけなしの金持ってユニディへ。勿論一発勝負は左官の材料。駄目かどうかは
やって見なければ判らない・・・けれど和風なら繊維壁なんかの材料。

プライマ-が平気なら理屈はそんなに変わらないはず・・・・
色々と問題は無い訳では無いけれど、明日乾いて見て何も起こらなければほぼ成功。

そんな訳でひとまず出来たのはこれ。


何かぱっとしないでしょ?これを待っていたのね。地味って感じ大いに結構なのね。

それが電気をつけると・・・・



こうなっちゃうのね。これを待っていた。よりドラマチックさを出す為には、
電気を付けない時は地味で良い。

そもそもキャンディってタイルの色合い自体が、はっきりした色では無い。
それを利用しない手は無い。

では違う角度で・・・昨日のお詫び。



明日何の変化も無ければ成功なんだけれど・・・

今回は色々と難しい事だらけだった。何しろキャンディの厚み。7mmはいくらなんでも
壁材として使うには厚過ぎ。この時点でサンダ-登場となる。

その時点で、作業時間が限られる。ここでやれる時間となると9時から5時半くらいまで。
そもそもタイル屋じゃないから、サンダ-を使う時間の方が長い。

次にボンド。立体ってだけでも厄介な所へ今回は丸。当然滑って行く訳で。
通常使っているボンドは、内装の壁専用ボンドで、こんな下地には使えない。

そこで買ったのはコニシボンドさんのSUってボンド。これは4分で硬化して行く。
これがおそらく俺の知っている範囲ではベストと思われる。

光を通す為には透明でなければならない。そんな事からもこれが良かった。
しかしこの値段。120gで980円。通常のボンドは20㌔7000円くらい・・・・

これを2本使う。通常のボンドの場合、タイルの表面に付いた場合や手でも、水を使えば
簡単に落ちるが、コニシさんのSUはいかなる場合もシンナ-を使わなければならない。

こんな事だけでもハ-ドルは上がっているのに、はてさて・・・って感じだったが、
お陰様でまた逃げ切った。

こう言う新しい事をする時は、1を知って10を知る・・・だっけ?
俺の場合、100でも1000でも知りたい訳で。ただ逃げ切っていてはメリットが無い。

貪欲に追求しなければ意味が無いと思っている。上手くなるとは、着実に同じ事を
同じ様にやり、常にそこには留まらず新たなるアイデアを膨らませる事だと思っている。

そう言う点では、色々とデ-タも取れたし、久しぶりの立体のモザイクだったけれど、
また良い勉強になった。




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カネキさんの照明器具モザイクとカトリック教会高輪

2008-10-15 22:07:41 | 世界遺産をみんなでつくろ!
初めにお詫び。カネキさんの画像の取り忘れ。明日は必ずアップと言う事で・・・
すみません。

午前中は当然、カネキさんの照明器具モザイクタイル。今日は3時にカトリック教会高輪へ行くので、午前中だけ・・・

で結果は?と言う事になるのだけれど、終わるはずは無いのね・・・たっぷり1日は
掛かる・・・そんな感じ。

やはり肌色が少ないのが、かなり苦戦している・・・いよいよ余り使っていなかった白を
使う事にした。一番無難で外す事が少ない。

それでもかぐやとの話の中で目地についてのアイデアに活路が見えたのは収穫。
想像するに悪く無いはず・・・

まっいずれにせよ明日は張り終わりたい・・と思っている。

その後、先日体験教室をやった後に、御自分達でみんなで作るモザイクタイルをすると
言う企画の元、始めたカトリック教会高輪の皆さんに呼ばれて伺う事になる。

何しろ、車で行くにせよ午前中のサンダ-の後では、70歳のジィさんみたいな頭になって
いる訳で・・・つまりほこりだらけ・・・まずは帰ってシャワ-って話。

1時間半見ているから、品川まで・・・十分に間に合う。
いつもながら25分前に到着。かぐやに煙草すっときますか?の声にしばらく吸えないので

1本火を付ける。正直、家は浄土宗・・・まっ俺には葬式しか関係の無い話だけれど。
そんな感じだから、格式高く苦手である。

そもそももう結婚式でも呼ばれない限り一生来るような場所でも無い・・・そう思っていた。そんな事を考える1本の煙草。

到着の電話をして迎えに来て貰うと、受付に先日の体験者を見つけちょっとほっとする。
部屋に通されると、体験者の面々が揃っていて少し安心。

けれどそれよりも、まずモザイクタイルの経過が先。するとこれが目に入る。
それはそれはグレ-ドが良い。体験者のグレ-ドが上がっている。

全貌は完成後にするにしても、明らかに上手くなっている。やる気も感じられる。
うん、ここまでは予定よりも十分に良い。

しかしここからが本番である。何故ならこの体験者が仕上げるのでは無いから。
あくまでそこにいらっしゃった人達と完成させる、そんな作品なのだ。

つまり公民館やうながっぱと同じ・・・人が集まらなければ自分達で仕上げる。しかし
集まり過ぎてもやる場所は限られている・・・

更に自分達が上手くなった分、理想のモザイクタイルも目が越えたのでハイグレ-ドを
目指したいだろうが、参加なされる人達は未経験者。

そこに人に教えながら、グレ-ドを下げない為に経験者がフォロ-する・・・
この気持ちの葛藤や安定した参加者の確保・・・こんな事がこれから要求される訳で。

ただ何しろ条件が良い。完成後の設置場所は素晴らしい場所。しかもお披露目の前に
ご聖堂で祝福をお受けするらしい。

何もかもが素晴らしい準備がなされている。羨ましい限りだ。
まだ何とも言えないが、今の時点ではミス無しだろう。

その足で実家に行った。先日、実家で飼っていたスピッツが死んだ。かあちゃんが面倒
見ていて、19年経った。

お骨になってとても小さくなっていた。そんなこんなじゃ45年の付き合いの俺が、
かあちゃんに会いに行かない訳には行かず、顔を出す。

どうやらみんなと会ったらしい。み-ちゃん家族も、もう一人の妹家族とも・・・
じゃあ話は早い。みんなと哀しんだのなら、俺がやる事は1つ。

19年お疲れさん。でもまだ45年付き合っているのがいるから、しっかりしろや・・・
そう言って、飯ご馳走になって帰って来た。

寂しそうだったが、これも生き物を飼っている宿命。はっぱかけるのは俺だけって事。
まっ後は俺以外の子供達2人に任せるわ。

俺に出来る事は顔を出すしか出来ないのだから・・・

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カネキさんの照明器具モザイクタイルの続き

2008-10-14 19:36:58 | 世界遺産をみんなでつくろ!
流石に図面も無く、フィ-リングのみとなると行き詰まり感がある・・・
がしかし、基本的なコンセプトとしてはピンクのお花が沢山ついているって事と、

その花が上に向かって少なくなって行き、てっぺんが1つの花で終わる・・・そんな感じ

ただバックのベ-スを肌色にして行こうとしていると、後20枚を切ってしまった・・・
残されたタイルでどう凌ぐか?

更にこのキャンディは濃い色は光を通さない・・・だから紫とか茶は光らない・・・
薄い色ほど光具合は良いのね。

そんな事を込みで考えると、黄色、黄緑、ピンク、水色・・・この4色をどう使うか?

すべて終わってから解説はしようと思う・・・・

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カネキさんの照明器具モザイク

2008-10-13 23:33:44 | 世界遺産をみんなでつくろ!
何しろキャンディを使って照明器具を作る・・・それだけしか無くほぼノ-プラン。
しかしながら、幾何学的模様にする事は決まっていた。

だからただひたすら切る・・・これに尽きる。
最後は絶対に合わなくなって行く・・・・ここをどう逃げ切るか?が課題。

すでに少しづつだが、もうずれてきている・・・・
この厚みでは、いつものような繊細な事は出来ない・・・

そう言う点ではまずまず。

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目地入れして次のカネキさんのキャンディを使った作品

2008-10-12 20:17:29 | 世界遺産をみんなでつくろ!
今日はまず山周さんの作品の目地入れとシ-リング。それと置くって作品なので、
後に立たせる為の支えを付ける。


この茶色い部分がシ-ル。シリコンって奴ね。これは内装用。聞きなれたものは、
コ-キング・・・これは外壁用とでも憶えて置くと良いかもね。


昨日作っていて思い出したのだけれど、昔タイル屋だった頃、親父とNHKで匠の技なる
番組を見た事を・・・

その内容は2人の宮大工さんの生き様の比較だった。宮大工とは?そうねぇ・・・
イメ-ジは国宝級のいにしえの建物を作っている人とでも言いましょうか・・・

一般住宅の大工さんや棟梁とは違う・・・ね。

1人は若い衆に手取り足取り教えるのね。しかしながら昨今、仕事がそうそう無い事から
一般住宅に手を出す・・・そして若い衆も別々の道へ散って行く。

そしてもう1人は、誰にも教えず黙々と1人でミニチュアの五重の塔を作っていた。

まさに財前先生と里見先生の白い巨塔。
教えて伝承して行くと言う形と、教えるでは無く盗ませる為にミニチュアを作る・・・

同じ事を言っているのに、合い混じり得ない。親父も俺も見ていたけれど、
どちらが良いとか、悪いとかそんな単純な事で無く、ただひたすら食い入るように観た。

ただ凄いなっ・・・その一言だった。

教えるとは?伝えてゆだねる。盗ませるとは?己の腕の向上のみ。
あの時は、ただ凄い・・・それだけだったが、今は違う。

両方兼ね備えて出来ないものか?と日々考える。どちらの考えも悪く無いのに、常に
進む道が1つ・・・今の時代に合っていない。

それを両立するって言うのは、かなり難しい。しかしながら、この2作品はそれらを
超越するきっかけになるのかも知れない・・・と作っている。

まずは山周さんの作品。建築としての基本な張り方を取り入れ、ハ-トのパ-ツを4つで
クロ-バ-にしたりする。勿論ハ-トで使うも良い。

これをマンションにすれば、カネキさんと山周さんのコラボにすると良い。
二丁掛けと小口(ハンマス)をカネキさんで作り、山周さんがハ-トを同じ釉薬で作れば

この作品は作れるし、勿論45二丁と言うタイルでネットにすれば価格も下がる。
何よりもこんなデザインのマンションが世界にあるはずも無いだろう・・・

予算が無ければ、1階だけでも良い。十分斬新である。
当然、別にクロ-バ-にこだわらなくても、花でも良いし魚だって何でもワンポイントは
構わない。ただベ-スになるタイルは同じ色にすれば、

今の建売のような10軒くらいをまとめて建てる様な場合、その建物は統一され、
まるでイタリアのフィレンツェのような雰囲気がでると思う。

しかしながら違うのは、表札いらず。遠くから見ても初めて伺うにしても、花の家とか
魚の家とか、クロ-バ-の家とかですぐに判る。

勿論、マンションの階でデザインを変えただけでも、羽田空港の駐車場のように覚えやすい。ベ-スの色さえ統一していれば、何もおかしくは無いはず。

個性的とはこのくらいの斬新さが無いと、全く他と違うようにはならない。
何故なら、良いと思うと必ず人は真似するからである。

今の建築はほとんどが、カルチャ-ブリックや、カルチャ-スト-ンを使って外壁をやり
(タイルでは無く、セメントを圧縮したもの)、中国製の石が安いからとエントランスは

豪華に見えるかも・・と観なくても仕上がりはほぼ一緒。どこの建築屋さんがやったか?
どこの設計屋さんが入っているのか?個性らしきものは全く無い。

しかも流行りすたりのモノばかりを使用するから、年が経つと古さだけが目立つ。
ここまでヨ-ロッパスタイルが蔓延すれば、バッタモノが出て来る始末。

俺は数年前から、大正ロマンと名付けて和風が流行ると思っている。
勿論3.40年前の建売では無く、イメ-ジは鹿鳴館。

純和風では無く、外国人から観た日本みたいな、よもすれば日本人にはとんちんかんにも見える、そんなギリギリの線を付いた感じのモノ。

身の回りに和風の商品が多くなったのも、そろそろなのかな?とも思う。
ただまだ小物に過ぎない・・・建築まではさてどうなのかな?

俺はタイルが得意だから、タイルで言えば昔トイレや浴室の床に玉石と名打ったタイルが
あった。見た事あるかな?

当時は黒が高くて、黒を張れば高級とされていた。今はそんなのげっ・・・って感じ。
ただ、それをポップな色合いや、この山周さんのようなシックな色合いの玉石が出て来た

御客さんとして見た事があるだろうか?ここが大問題なのね。
物凄い良いモノなのに、工務店に年配者がいるとそんなモン駄目だ・・と一喝される。

つまり工務店が見慣れてしまって、お客さんにはカタログすら見せない・・・これが通常
色合いが変わって、かなりお洒落になっているのに形が見慣れてしまっている・・・

御客さんに直接見せれば、かなり喰いついて来ると思うのだけれど・・・・
そんなタイルは沢山ある。こんなのは単なる一例に過ぎない。

昔、俺はこうも思っていた。小学校、医者、食事・・・ここまで選択権が増えるのだから
そのうち、マンションも外側だけゼネコンが作り内装業者は個々の御客さんが選択する時代が来るんじゃないのかな・・・とね。そうすれば完全にイタリアみたいになる。

築何百年の建物の外装はぜったいに変えない約束。けれど内装はいくらでも変えられる。
フィレンツェはそんなル-ルだった。だからこそ統一感があり、お洒落な町なのだ・・・

どこかの町でそんな事が始まらないかなぁ?と常々思うのね。ただ封建的なのね・・・
日本って国は・・・良きにつけ悪きにつけ・・・

そもそも緊張感が無い。絶対に崩壊なんか有り得なかった金融が合併を繰り返している
昨今、まだまだ金融のように合併が無いのだから建築は余裕しゃくしゃくと取られても
仕方無いのね。それにタイル屋が廃業は聞いても合併は聞いた事が無い。

とは言うものの、タイル業界はINAXさんがトステムさんに買収されてしまっては、建築材として、ランクが落ちたと言われても仕方無い。

他業者の下ではねぇ・・・

俺はとても悔しいのね。だから建築にこだわらず何でも使ってもらう、知って貰う、
触れて貰う、・・・そう考えている。

芸術に無かった、教室が無い、売ってない、本がない・・・ないないづくし・・・・
もっと凄いモノ、素敵なモノ、美しいモノ、・・・何でも良い。

志の高い人達とタイルを伝えて行きたいと思うのね。

こんな事を考えて、こう言う作品作っていると、知らず知らずこだわろうとして、
また時間を掛けようとする癖が付いてしまっているんだけれど、

もっと楽しく、もっと楽な気持ちで、いつしかついつい忘れていた・・・・
そんなモザイクの作り方・・・どうやって作るんだったっけ・・・

もしかすると俺は最初からそんな作り方をした事無かったのかもなぁ・・・




そんな中、カネキさんのキャンディってタイルを使用した作品。
このタイルの特色は光を通すのね。つまり電気のカバ-なんかに張るとお洒落。

さてこれが前フリ・・・何を作るんだか?俺・・・・




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