1/144のヒコーキもう一発いきますね。
これはまたすんげー昔のストックキット、アリイの300円のヤツですわ。
アリイとは言いつつ、多分金型は倒産した“エルエス”から引き継いだもの。
自分達が小学生の頃、あのハセガワ製の1/72のキットでさえモールドが
凸だった時代に、エルエスのキットは1/144でも凹モールドだったんだ。
子供なりに「よく出来てるなー」と思いF-14やF-15等買いあさった。
で今回は1/144でありながら比較的サイズが大きいF-111を選んだ。
↓まァでも散々沢山の数を成形してきたせいなのか、
金型もガタが来ていてあちこちにバリがある(矢印部)。
右の写真なんかインテイクが殆ど塞がってたりとか。
↓この機体は知る人ぞ知る、可変翼機だ。
でも塗装の面から考えると固定翼機に比べ結構面倒くさいんだよなf(^^;。
↓仮組みすると大体こんな機体である。
この高速を出す時の矢じりのような形もカッコいいんだけど、
実は今回この機体を選んだのには理由があって、
それは速度を殺して翼をいっぱいに広げ、揚力を稼いだ時の姿に
特徴があり、それを改造で再現したかったのが狙い。
↓先ずは主翼のフラップとスラット部分をデザインナイフでカットする。
↓カットした部分にプラ板で自作した部品を挟み込み、
フラップとスラットを展開した形に改造。
パーツが白いので写真じゃ形が判りにくいけどな。
↓これは機体の上パーツなんだけど、やりたいポイントはココ。
可変翼付け根部分の前側、ココらへんの写真の部分をモールドに沿って
切り取ってしまう。 …そうです、翼を開くと肩の部分が干渉するので
実機ではその部分がズレ動いて角度が変わる、という芸細な構造になってる所に
自分は感心したのでした。1/72とかのキットなら再現可能となってる
だろうけど、あえて1/144でやるのが今回の改造ポイントなんですわ。
↓ …あー、まァ今はこんな具合…。
この肩部分は軸を設定すれば動かせそうだけど、フラップ、スラットは
流石に固定になるので残念ながら可変翼も開いた状態で固定にする予定。
…でもこのキット、現在メルカリで4000円くらいになってる…(^^A
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