カシメルマンはBARにおるんちゃうか

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「ダッソー ラファール 《cinq サンク》」

2016年05月20日 | 製作日記 ダッソーラファール
↓デカールもそこそこクウォリティーの高いものが入っていた。
レスキューマークとか、そのくらいの詳細まで再現可能。

↓ちょっと貼るスペースよりデカールのサイズがオーバーしてて
辛いところもあったりしたけど。

↓…まぁこんな具合である。
デカール自体の質が結構硬かったりして上手く曲面に沿わず、
このサイズもあって自分の持ってるマークソフターでもなかなか貼れなかった所があり
結果、完全に説明書の指示通りの場所に貼ってなかったりしてるけどね(^^A。

↓H.U.D.(ヘッドアップディスプレイ)をつけたいと考えた。
最近の戦闘機はもうこれに映る情報だけで扱えてしまうのだ。
それと実機の写真でこのディスプレイがエメラルドグリーンに反射してるのが
目立ってカッコよかったってのもありで。0.3mm厚の透明プラ板から切り出してみた。

↓キャノピー越しでも案外目立つのでこれは効果あり。

↓外部タンクやミサイルを接着し、デコパージュにネームプレートを付けて完成!



↓モデルが1/144と小さいので、でっかい外部タンクはボリューム増し効果があって
なるべくつけた方がいいかも。空中給油管もいいアクセントになっている。
…ヒコーキモケイの“やってしまうあるある”→他人の作品でもつい真ん前から見て
翼の左右対称を確かめてしまう(笑)。


昔作った、“ユーロファイター”と並べてみた。
同時期にヨーロッパで開発が進められてた機体としてある意味ライバル機同士なんである。
ユーロ~も多分ドイツレベル製だったと思うけど、ラファールのモールドは格段に
詳細なものになっている。



↑“ユーロファイター”は凄くコンパクトに纏まった機体のイメージだったんだけど
“ラファール”(写真右)はなんとユーロファイター(左)より小柄なのだ!

余談だけど、ダッソーアビエーションの子会社で“ダッソーシステムズ”という会社が
作った“CATIA”と云う3次元作成ソフトがある。
この機体はそのソフトを使って設計されているらしい。
自分は過去に仕事でこのソフトを何年も使っていた事があり、他にもいろいろ3Dソフトを
さわったけど、その頃、つまり'90年代の時点に限ってはファジー(曖昧)な曲面の
作成の自由度はCATIAがダントツにトップレベルだった。
おそらく、このソフトは航空機の空力を盛り込んだ機体の形を検討するためのものだったに
違いないので、他の工業製品のためのソフトとはその辺りが一線を画していたのだ。

それを踏まえた上でこの戦闘機を見るとなるほど過去の様々な機体に比べて表面の曲線が
デリケートかつ、異様に凝っている気がしてくるのである。
こういう曲面の凝った機体はロシアのフランカーでも見られたけど、
アレもかなり空力重視だったんだろうなあ…。
コメント
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