幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

母の89歳の誕生日

2024-06-14 23:59:02 | 日記
 昨日が母の89歳の誕生日だったので、家族で母が好きな地元の和食の店にランチに行きました。田舎の店にしては随分と立派で、お値段の方もそれなりに都心並みの立派さだったのですが、お祝いですから母が喜んでくれれば満足です。満89歳ということは数えで90歳。卒寿です。卒寿のお祝いは来年することになっているのですが、普通なら「この年になると1年先はわからない」などと年寄りは言いたがるものなのに、うちの母は5年先の話を平気でするくらい元気なので頼もしいというか「末恐ろしい」です。

 最近は白内障の「気配」があるということで、本人は騒いでいますが、89歳で白内障に無縁だったことがむしろ珍しいです。しかも手術をするのかと思ったら薬をもらって様子見らしく、本当に気配だけみたいです。老眼で本が読みにくいと最近言っていますが、持っている老眼鏡はかなり弱い度数で、50代くらいの人が使うものなので、むしろこれまで不自由なく読めていたことがおかしいのです。本人は常に自分の30代くらいの健康状態を「平常時」だと考えているので、昔から視力自慢だったのに目が見えづらい、耳が遠くなった、足腰が弱ったと文句を言っています。ちなみに歯も未だに自前の歯です。

 以前にも少し書きましたが、母は年寄りの癖に昔話をしません。いつもこれから先の話ばかりしているので、僕は元気なうちに母の昔話を聞いておきたいし、孫たちにも語って欲しいと願っています。最近はうちの娘が「おばあちゃんの話を聞きたい」と言って、いろいろと聞きだしているので、僕も聞いたことがないような話をポロポロとするようになりました。戦争の話や伊勢湾台風の話は時々聞いていましたが、そういう大きな出来事ではない、何気ない家族の話などはほとんど喋らない人だったので、改めて聞く父や祖父母の話などは新鮮です。

 せっかちで、新しいモノ好きで、物覚えは良いし、全然忘れっぽくもないし、口も良く回るし、頭も体も実に丈夫にできているようなので、このまま90歳はもちろん100歳まで元気で生きるんじゃないかと本人も周りも最近思い始めています。ちなみに若い頃は寺の娘の癖にパリピのギャルだったみたいで、このまま遊んでばかりだと嫁の貰い手がないからと、親戚に真面目だけが取り柄だった父を紹介されたのに、イヤだったから2年間ほっといた、と今日言っていました。25歳を前にして渋々結婚したそうです。70年近く前の話をようやく今になって喋りました。娘は大受けでした。

 
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