幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

セルマーの音

2024-05-30 23:59:08 | 音楽
 48歳からサックスを始めて16年目です。「サックスらしい良い音で吹く」ことが最初からの目標なのですが、長年練習をしていてもなかなか技術は上がらず限界を感じたので、とうとう昨年6月の発表会後に「課金」でレベルアップを図ることにしました。新たに7月に購入したのが「セルマー80SA2」です。セルマーはサックス界のベンツなので、約30年前の中古ながら54万円もしました。定年再雇用の薄給の身としては思い切ったというか、少々高過ぎる課金です。

 ところがゲームと違って高額の課金をしたからと言ってすぐにレベルがバーンと上がるわけではなく、やはりセルマーらしい音を出すにはそれなりの時間がかかります。と言うか、買って吹いてみたら「そんなに前のヤナギサワと音の違いがないような気がする」と感じたので調べてみたら、「それなりに時間がかかるよ」ということでした。「えー、そうなの」という残念な気持ちと「そりゃそうだろうな」という納得の気持ちが半々でしたが、とにかく練習するしかないなと、コツコツと10カ月間練習を重ねてきました。

 そしてあと3週間ほどでいよいよ今年の発表会なのですが、すっかり「音」のことなど忘れて発表会で吹く曲を正確に吹くことに集中していたら、先日のレッスンで先生に「かなりセルマーの音になってきた」と褒められました。今頃?と思いますが、確かに言われてみれば最近時々良い音が出ている気がしていました。10か月かかってようやくセルマーに馴染んできたのかも知れません。馴染みになるのにこれほど時間がかかるとは、かなり敷居の高い店です。

 ともあれ、発表会直前ではありますが、音を褒められたのは良かったです。せっかく大金払って楽器を替えたのに、音は大差ないままで発表会に出たのではあまりにガッカリですから。とは言え、練習のリラックスした状態では「セルマーの音」が出ても、本番の緊張した状態ではどうなるか、まだかなり怪しいものだと自分でも思っています。毎回のことながら肩の力を抜いて楽しむことが発表会最大の課題です。
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