幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

超富裕層向け中古車

2024-04-12 23:59:50 | クルマ
 マーケティング関係の記事を読むと良く出てくるのが「富裕層ピラミッド」の図です。世帯の純金融資産保有額によって、5億円以上の「超富裕層」、1億円以上の「富裕層」、5000万円以上の「準富裕層」、3000万円以上の「アッパーマス層」、3000万円未満の「マス層」に分けたピラミッドです。マス層が8割近く、アッパーマス層まで加えると9割以上になります。金融資産1億円を超える富裕層以上は3%未満で、しかもそのほとんどは富裕層で、超富裕層は全体の0.2%程度しかいません。

 ところが世帯数が全体の3%に満たない富裕層以上が保有している金融資産が全体の2割以上になります。富はかなり偏って保有されているというのが日本に限らず世界の現状です。かつては「一億総中流社会」だと言われた日本も、アベノミクス以降はどんどん富の偏在が進んできましたが、今の株高によってこの2年くらいで一気にその傾向は加速していることでしょう。物価高は株や不動産の高騰を伴いますから「持っている者」がさらに富むというのが経済の常です。

 今日愛車のエンジンオイル交換のためにいつもの輸入中古車ディーラーに行って営業マンと時間つぶしに話をしました。そのディーラーは昨今経営方針を変更して客単価を上げるために超富裕層狙いに切り替えているそうです。つまり僕のような200~300万円クラスの中古車を買う層ではなく、1000万円クラスの中古車を買うような層を狙っていくようにするんだそうです。ただ今のところはあまり売れ行きはよくないとはボヤいていましたが、商売の方向としては理解できる話でした。

 実際、そのディーラーのサイトの在庫を見ると、昔より明らかに高額な中古車が並んでいます。名古屋人が大好きな「お買い得感」がありません。金なら出すから趣味性の高い車が欲しいという人に向けてのラインナップになっている印象です。「あー、とても買えないなぁ」と感じてしまいました。次に買う時にはかなりグレードダウンした車選びになりそうです。僕らの若い頃のように「良い車に乗っているとモテる」という時代でもないですし、安全で快適で壊れなくて、それなりに品が良ければ年齢的にはもう十分ですから。

 
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