ジャズバンドの演奏を当てる

　今夜放送された「芸能人格付けチェック　秋の３時間スペシャル」。いつも自分でも当てられるかどうか試しながら見ています。今日は「バイオリンとハープ」は敢えてわかりにくくするためにプロが素直に演奏しているのではないかと裏を読んでしまい外しましたが、「ジャズバンド」と「フラメンコ」は当たりました。とは言え、「フラメンコ」も赤い衣装で目立っているのがアマで、黄色い衣装で目立っていないのがプロではないかというメタ読みで当たったようなものです。

　素直に聴いてわかったのが「ジャズバンド」でした。片や歴史ある名門ビッグバンド「アロージャズオーケストラ」、片や映画『スウィングガールズ』のモデルにもなったという高砂高校。これはもう演奏を聴いてすぐに違いがわかりました。プロのビッグバンドは音程は確かですが全体に「ヌルッ」としています。年輪を感じさせる柔らかでふくよかな音を奏でていました。対して高校生バンドは元気いっぱいです。メリハリがありリズム感もキッチリカッチリしています。

　芸能人も高校生の元気な演奏に結構騙されていましたが、年配者が多いジャズバンドというのは音量や音圧よりも音の質とか味わいで聴かせる場合がほとんどです。さすがにこれまでジャズバンドの生演奏をライブハウスなどでいろいろ聴いてきた経験が生きました。ジャズサックスを習っていながら、実はそこまでジャズが大好きというわけではないのですが、サックスの勉強のために聴いてきた甲斐があったというものです。

　コロナ禍で名古屋のブルーノートは閉店してしまいましたが、それまでは随分といろいろな一流ジャズプレイヤーに触れることができました。しかしコロナが明けてからも未だにライブハウスはどこにもほとんど行っていません。勉強のためにもっと通った方が良いのでしょうが、腰が重くなってしまっているのが、僕のコロナの後遺症と言えるかも知れません。