幹事クリタのコーカイブログ

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安倍派解散

2024-01-19 23:54:17 | 政治
 自民党安倍派が解散しました。政治資金パーティ収入の裏金化問題を受けて、派閥解散の流れのトップを切ったことになります。すでに二階派も解散することを決定していますし、岸田派も解散を首相が宣言しています。残る麻生派、茂木派がどうするかが今後の焦点になります、と言うことですが、何だかよくわかりません。自民党内の駆け引きですから、どんな思惑や裏があるのか、今のところまだ見えてこないので、この派閥解散ブームがどういう結末を迎えるのか謎です。

 そもそも自民党の派閥については過去に何回も問題になり、そのたびに派閥解消と言ったり、結局また元に戻ったりしています。ただ中選挙区時代の派閥と、今の小選挙区になってからの派閥では意味が違うということはよく聞きます。ひとつの選挙区から自民党の候補者が複数立候補していた時代には、派閥の持つ役割や意味も大きかったですが、小選挙区になってしまうと党内での争いはないですから、必然的に派閥の存在感は薄れていました。

 今の自民党の派閥の目的は、要は「カネ」であって、今回のように金を集めてはいけないというお題目が降ってくると、派閥の意味はないよね、ということになったのでしょう。派閥を解消することで裏金批判をかわし、選挙区での地位を保とうという計算からの派閥解散なんだろうと思っていますが、それで今後どうなるのか現時点ではわかりません。多分選挙目当ての目くらましの派閥解散なら、きっとどこかでまた復活するでしょうし、そもそも群れないと力を発揮できないのが政治家ですから、表向きは派閥解散と言ってもどうせ裏では繋がっていることは間違いありません。

 もしこれで自民党や岸田首相の支持率が上がれば、またしても自民党の思惑通りです。こういうことを平気で実行できるのが自民党の強さで、硬直化して動きが鈍い野党、特に立憲民主党との違いです。自民党政治のせいで日本はどんどん貧しくなっているのに、それでも自民党が選挙で勝つ不思議の国。その原因は低い投票率と野党の不甲斐なさにあります。まあそれも含めて国民の選択ですから受け入れるしかありません。
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