幹事クリタのコーカイブログ

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女性の首相なら誤魔化せるのか

2024-02-07 23:42:47 | 政治
 当たり前のことだと思うのですが、岸田政権の支持率は下がるばかり。先日の前橋市長選では与野党対決となり自公推薦の現職が連合推薦の県議に負けてしまいました。群馬県と言えば福田中曽根の時代からずっと自民党王国です。そこで自民党推薦の現職が負けるなんて、かなり自民党にとってはショッキングなことでしょう。「もう岸田では選挙に勝てない」という思いが党内で共有されたのではないかと思います。「鈍感力」が高いご本人は辞任する気はさらさらなさそうなので、そろそろ「岸田おろし」が始まりそうです。

 先日麻生太郎が何十回目かの失言をした対象の上川陽子外相ですが、その発言の趣旨は上川外相の容姿をバカにしたわけではなく、彼女を大いに誉めて持ち上げたものでした。要は麻生派は上川を次期首相候補として担ぎ上げる用意があるぞということです。派内には河野太郎デジタル相がいますが、麻生は以前から河野を首相候補にする気はなさそうです。自分が引退してからならわかりませんが、少なくとも今はまだ時期ではないと考えているのでしょう。敢えて(解散しましたが)岸田派の上川を持ち上げるのは、岸田首相への揺さぶりも含んでいるのでしょうが、麻生としても次の総選挙は女性首相くらいのインパクトがないと戦えないと考えているのではないかと思います。

 女性首相候補としては上川陽子の他に高市早苗がいます。野田聖子とか小渕優子も名前は上がってくるかも知れません。また自民党ではありませんが、小池百合子東京都知事を担ぎ出すことも自民党ならやりかねません。ただ小池百合子が今の自民党に乗っかるのかどうかは不透明だとは思いますが。いずれにしても女性を選挙の顔にすれば、総選挙では一気に雰囲気を変えられると麻生ならずとも考えていることでしょう。

 国民も舐められたものです。仮に上川や高市が首相になったところで、自民党が何か変わるわけではありません。彼女たちが派閥の領袖として党内で実際に力を持っているのならまだしも、単に選挙のための神輿として担がれているだけでは自民党が変わることなど金輪際ないでしょう。裏で操っている連中がいる以上、旧統一教会の問題も、裏金問題もそのまま温存されるだけだと思います。それでもきっと上川首相なら自民党の退潮は止められそうだし、なんなら大勝さえしかねません。全て忘れてチャラになって元通りです。まあそもそも首相が女性だから良くて男性だからダメというのも性差別なんですけどね。
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