幹事クリタのコーカイブログ

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東京都知事選

2024-06-19 23:24:59 | 政治
 マスコミは都知事選の話ばかりしていますが、東京都政とは無関係な人間にとっては、国政選挙ではなく地方自治体の首長選にそこまで時間と労力をかけて報道するのかという違和感はあります。もちろん、都知事選が今後の政局に大きな影響を与えるだろうというのはわかります。無所属の小池百合子だ蓮舫だと言っても小池のバックには自民と公明、維新、国民がつき、蓮舫のバックには立憲と共産、社民です。蓮舫が勝てば勝ち馬に乗りたい維新や国民も自公政権から距離を置き、一気に政権交代の風が起きないとも限りません。

 その一方で国政選挙の代理戦争にして良いのかという疑問も的を射ていると思います。それよりも小池都政2期8年の総点検をマスコミはした方が良いでしょう。小池は8年間も都知事をやってきたのに、今さら「東京大改革3.0」とか言い出していて、じゃあ8年間お前は何をやっていたんだ、という話です。相変わらずキーワードだけはキラキラさせていますが、これまでも散々選挙前に公約として言ってきたキラキラな話は結果的に全然ダメじゃないかと。学歴詐称問題など、それに比べれば些末な話なのに、あくまでも卒業したと強弁するから、次々と側近に裏切られるのでしょう。

 小池の学歴詐称問題よりも些末なネタなのに叩きまくる蓮舫バッシングはもっとひどいです。これだけ叩くということは、保守層はよほど蓮舫が怖いのでしょう。今の都議会の構成から考えても蓮舫が都知事になったところで、少数与党ではできることは限られています。都政はある程度混乱するにしても、そんなに怖がらなくても良いと思うのですが、蓮舫が都知事になることで知られたくない何か裏の悪事でもあるのでしょうか。

 連合の芳野会長は、蓮舫を共産が推す以上は小池推しだと表明しました。この人は筋金入りの反共というか、自民支持者ではないかと思うほど、徹底して共産憎しで一貫しています。だったら連合の会長になるなよと思いますが、彼女を会長にした周囲の人物もどういうつもりなのでしょう。労働者の味方の労組の代表が、資本家の総本山である経団連と同じ政党を推すという摩訶不思議な「ねじれ」を許容できるほど、今の日本には「筋を通す」という言葉が失われつつあるのだと思うしかありません。

 ところで、ここまで小池、蓮舫、芳野と全て登場したのが女性です。この点は日本も良い方向に変わってきているなと思います。女性が政治を動かすようになってきたことだけは評価しても良いです。ポスト岸田にも上川陽子や高市早苗、野田聖子あたりの名前もあります。まだまだ女性首相には時間がかかるかも知れませんが、アメリカ大統領に女性がなるよりは早い可能性は十分あります。
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