東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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介護・福祉・医療の拡充を!―12月議会でかどはら武志が紹介した請願(2)

2013年01月16日 | 東郷町議会

 前回に引き続き、私が12月議会で紹介した請願に対する、私の賛成討論(大要)を紹介します。

「介護・福祉・医療など社会保障の施策拡充についての請願書」への賛成討論

 この請願を提出した自治体キャラバン実行委員会は、毎年、県内全市町村を訪問し、当局と懇談を重ねてきました。今年で33回目とのことです。また県内全市町村の福祉施策などのデータを蓄積し、それをまとめた冊子は訪問先の担当者に配布され、その資料が参考にされることも少なくないとのことです。

 自治体キャラバンの請願の紹介議員を務めると必ず聞かれるのが、財源はどの程度必要かということですが、私は、ではどの程度の財政負担を伴う請願ならば賛成してもらえるのか聞きたい。重要なのは、この請願が求める全ての施策を一気に実施するための財政負担を考えることではなく、この請願が求める施策の一つ一つを参考にし、少しずつでも実現しようという姿勢です。現に、子ども医療費無料化で県内でも最も遅れている自治体の一つだった東郷町が、今では全国でも最高水準の子ども医療費無料化の施策を実施しています。こうした観点で、この請願書をお読みいただければと思います。

 請願を提出した自治体キャラバン実行委員会には、自治体関連の労働組合、女性団体、保険医の団体、商工団体など住民の暮らしと密接に関わっている団体が参加しており、その要求は多数に上りますが、考え方の基本は、請願事項の1番目の自治体の基本的あり方についてに記されている「憲法、地方自治法などをふまえて、住民1人1人が人間としての尊厳が保障され、健康で文化的で平和的な生活を送れるように自治体の施策を進めてください。」に集約されています。

 国からの補助金削減や度重なる制度改変により、住民に寄り添った仕事ができにくくされている現状もあります。それをただすためにも、本請願が求めている国や県に対する意見書提出を行うことが、私たち議会に求められています。

 多数の項目があると、賛成できない項目があっても仕方ないという方がいるかもしれませんが、この請願書に書かれた項目の一つ一つに理由がありますから、ぜひ、丁寧に読んでいただき、そのうえでご賛同いただきたいと思います。

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