東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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長野県大町市へミニ水力発電と菜の花プロジェクトの見学(1)

2012年04月17日 | 議員活動

 15日、商工業者のみなさんが企画した「「ミニ水力発電と菜の花プロジェクト見学」に参加させていただきました。行先は長野県大町市。

 地元の「NPO地域づくり工房」から、このNPOが取り組むミニ水力発電と菜の花プロジェクトについて説明を受け、発電施設の見学をしました。

Img_4887  事務所は大町駅前のJR信濃大町駅の前の商店街にあります。

豊かな水力を生かす「くるくるエコプロジェクト」

 下の写真は、大町市内の農業用水路を示した地図を手に説明する「地域づくり工房」代表理事の傘木宏夫さん。
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 市内可住域を流れる水路は約220kmにもなるそうです。地域づくり工房は、この豊かな水力を生かそうと「くるくるエコプロジェクト」に取り組んでいます。

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 分厚い書類から、水利権などの許認可の苦労が伺えます。

 くるくるエコプロジェクトは「実験をする」という名目で水利権を取ったとのことでした。

 しかし傘木さんは「書類はなんとでもなる」と言います。「大変なのは地元同意」と強調されました。水利組合からは「こんな大きな物を造るとは思わなかった。二度と協力しない」と言われたことがあるそうで、コミュニケーション不足から来る失敗と振り返っていました。

 くるくるエコプロジェクトの4つミニ水力発電所は、合計9.6kwです。潜在的な設置可能箇所8000ですべて発電を行うとすれば、潜在的発電量は7765kw(総建設費177.8億円)です。

 水力発電の電力は、太陽光と比べて、電力会社による買取価格が圧倒的に安く、架線使用料や逆流防止装置などの設備投資もあわせると100kw以上ないと元が取れないという問題があります。このような現状を国の政策で改めさせる必要があります。

 元を取るのが大変でも、土木や書類作りなどの仕事起こしにつながれば、と傘木さんは話していました。

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 衝撃!らせん水車

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YouTube: MVI_4916.AVI

 少ない水量、小さい落差でも安定して回転するので、平地の水路でも活用可能ではないでしょうか。ごみがたまりにくく、魚などを殺傷しにくいという特長もあるそうです。

コメント
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