書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

『植村正久と其の時代』

2017年12月15日 | 宗教
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E6%9D%91%E6%AD%A3%E4%B9%85%E3%81%A8%E5%85%B6%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3

 第4巻に明治初年の聖書の日本語翻訳についての記述と資料紹介がある。植村はこの明治元訳に携わり、のち大正改訳を提起・参画するのだが、その提起の議論(とりわけ改訳の理由)が、案外保守的であると思える。とりあえずの備忘。