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『世界大百科事典(第2版)』の説明。
王陽明の場合,良知はもはや単なる知覚能力とか判断能力ではなく,人格的統一主体を意味する。王陽明がこの意味で,良知説を発見するのは49歳の時である。それ以前は人格的統一主体の意味をあらわす語としては心を用いて心即理と主張していた。これでは心のもつ背理可能性が危惧されるので良知とおきかえたのである。 (下線は引用者)
『世界大百科事典(第2版)』の説明。
王陽明の場合,良知はもはや単なる知覚能力とか判断能力ではなく,人格的統一主体を意味する。王陽明がこの意味で,良知説を発見するのは49歳の時である。それ以前は人格的統一主体の意味をあらわす語としては心を用いて心即理と主張していた。これでは心のもつ背理可能性が危惧されるので良知とおきかえたのである。 (下線は引用者)

