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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「高達美的詮釋學」

2017年07月24日 | 数学
 http://www.nhu.edu.tw/~sts/class/class_03_3.htm

 この高達美Hans-Georg Gadamerの学説と方法論を文言文および宋明の白話で書かれた中国哲学に当てはめて論じる某専著(中国語)を発見した。当てはめ学問は、借りてきた道具(適用の妥当性を問わないのならそれは何でもよい)が掘る形には形が掘れるだろう。たとえその掘った形が真を穿っていなくとも、それは道具の責任で、道具を使っただけの者には責任はない。道具が悪い、あるいはべつに悪いところはなくても、みなが使い出して独自性が薄れれば、次の新しい道具をまた借りてくるまでのことである。そんなところか。必要もあるまいから名は挙げない。