井上源吾 『廣瀬淡窓評傳』 2014年07月09日 | 伝記 淡窓は孟子には孟子の立場を認め、荀子には荀子としての理があることを認める。このやうな態度は、淡窓を一貫している顕著な傾向の一である。 (「第四章 廣瀬淡窓の思想」本書308頁) 広瀬の学風を、通説どおりに折衷的とする。ただしそれは儒教においてだけでなく、仏・老・神に渉ってであると。 (葦書房 1993年11月) #本(レビュー感想) « 内田伸編 『大村益次郎史料』 | トップ | 上里隆史 『島人もびっくり... »