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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

原由子 『あじわい夕日新聞 ~夢をアリガトウ~』

2013年09月23日 | その他
 図書館で予約して、やっと順番がまわってきた。なんということのない日常の話題が(もちろん音楽のことやそちらの世界のことも書いてあるのだが)、なんの飾り気のなく、しるされている。「あとがき」の旦那さん(もちろん桑田佳祐さん)の言葉によれば、それが「彼女らしさ」なのだそうだ。

(朝日新聞出版 2013年5月)

安本博 「漢文表現と中国的思惟の特質に関する一二の考察」

2013年09月23日 | 東洋史
 『中国学の十字路 加地伸行博士古稀記念論集』研文出版2006年4月収録、同書492-505頁。
 
 以下は、内容にあまり関係なく(とても為になったが)、読んで私が勝手に連想したこと。
 文言文においては、SVO構文のV即ち動詞が、必ずしもSが主体ではなく、Oであっても好いらしい。そして、SOの状況を第三者(つまり話者)から眺めて形容する形の動詞でも可能らしい。だから「借」は(かりる、かす)両方の意味を持ち、「市」は(うる、かう、うりかいをする)となりえるのか。