書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

汪暉著 石井剛/羽根次郎訳 『世界史のなかの中国 文革・琉球・チベット』

2012年11月21日 | 政治
 再度挑戦、やはりよく分からない。文体も晦渋だし、論旨もよく把握できない。そもそも文革・琉球・チベットというバラバラのテーマが一冊に纏められた理由と三題噺として相互の論理的連関が不明である。それ以前に、中国国内で暮らす中国人に、公の場でこんな“敏感な”問題を語らせても仕方がないと思うのだが。

(青土社 2011年1月)