書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「中国の掣肘下におかれた米国の研究者は自己検閲へと」

2011年09月06日 | 政治
▲「VOA 美国之音」2011年 9月 05日 星期一 09:04 PM 格林威治标准时间、记者: 黄耀毅 | 华盛顿「受制于中国,美国学者也自我审查」
 〈http://www.voanews.com/chinese/news/20110905-Chinas-Impact-of-US-Academy-Freedom-129268813.html

  品川〔Larry Shinagawa〕教授认为,中国这样的做法,对许多学者心理造成压力。他说:“讲到中国的部分,一定有某些学者被列在名单上。他们可能是研究少数民族议题的,或研究中国污染问题的学者,他们可能被中国官员列入名单。想像你正在发展整个学术生涯,而你的研究对象就是中国,却不被允许进入中国,这将十分的困难。所以有时候你研究的范围十分受到限制,并且也无法如你所意的,真实写出。”
  品川教授认为,美国大学虽然知道这种情况,但无可奈何:“我想大多数的大学了解这些教授们有些时候所面临的自我审查的政治问题。教授们为了要延续他们的学术生涯,就会说’这些议题我不能研究,还有某些议题我不应该研究’。”

 日本の中国研究者でも、現地調査が必須な分野の人々は、同じような困難な状況にあるのではないか。
 折角現地で第一次史料に当たれても、あるいはある事件の当事者に直接聞き取り調査を行えても、結論もまた相手方の政府の言うとおりにしないとならない(そうでないと次はない)のなら、べつに行く必要はないのじゃないかと思えもするが、それでは当の先生方は論文が書けないから大学の内規に触れるし、また自分の業績にもならないので、困るのである。

「Int’l law & sovereignty over Hoang Sa, Truong Sa」

2011年09月06日 | 地域研究
▲「Viet Nam Net」Last update 06/09/2011 08:00:00 AM (GMT+7), Dr. Nguyen Hong Thao/Luu Van Loi.
 〈http://english.vietnamnet.vn/en/special-report/12643/int-l-law---sovereignty-over-hoang-sa--truong-sa-.html

  Everyone knows that simple knowledge cannot establish the acquisition of territorial authority. The lengthy discussions on the problem of the priority of discovery, the dispute about Canada between Cabot, who had sailed along the Canadian coasts and Cartier who had explored that country, the rivalry between the Frenchman De Brazza and the Belgian Stanley about the question of the Congo, the convening of the 1885 Berlin Congress to determine the principles and the modalities of occupation of land res nutlius show that discovery alone does not suffice. It must be followed by occupation and the consolidation of that occupation by actual continuous and peaceful performance of state functions.

 まさに正論。中国側の主張は、太線部分(引用者)の国際基準をまったく無視したものである。中国側の言い分が通るとすれば、この記事にも名が出てくるが、鄭和の艦隊が寄港した先はすべて中国の領土であるという話になろう。
 そしてこのことは、尖閣諸島についても当てはまる。航海の座標取りにあちこちの島を目印代わりに使っても、それはどこかの国の領土である根拠にはならない。井上清氏はそうは思われないようだが。

「《中国的和平発展》白皮書(全文)」 を読む

2011年09月06日 | 地域研究
▲「新華網」《2011年09月06日 10:12:00 来源: 新华网「《中国的和平发展》白皮书(全文)」
 〈http://news.xinhuanet.com/politics/2011-09/06/c_121982103.htm

「第四章 中国の平和的発展は歴史の必然的な選択である」のうち、「中国の平和的発展と中国の歴史文化の伝承」項から。

  中国文化自古就认为世界应是一个和谐整体,这个观念深深影响了中华民族的思想和行为,成为中国人处理人与人、人与自然乃至国与国关系的重要价值观。
  中国人民历来崇尚“和而不同”、“天人合一”、“以和为贵”的理念,以和谐精神凝聚家庭、敦睦邻里、善待他人。和谐文化培育了中华民族热爱和平的民族禀性。举世闻名的“丝绸之路”是一条贸易之路、文化之路、和平之路,铭刻下中国古人追求同各国人民友好交流、互利合作的历史足迹。中国明代著名航海家郑和“七下西洋”,远涉亚非30多个国家和地区,展现的是中华灿烂文明和先进科技,留下的是和平与友谊。
  中华民族以“海纳百川,有容乃大”的胸怀,接受一切有益的外来文化,促进了中外文化融合,留下了不少对外文化交流的千古佳话。中国人民具有强烈的集体意识和社会责任感,崇尚“己所不欲,勿施于人”,尊重不同文化、不同观念,注重推己及人、将心比心,不将自己的意志强加于人。对外待之以礼,实行睦近交远。
  从5000多年文明史中走来的中国人民,继承了中华文化的优秀传统,又赋予这一文化新的时代内涵。
 (「四、中国和平发展是历史的必然选择――和平发展是中国历史文化的传承」

 やはり気が付いていないようだ。何より、動機が善であればその行為は結果にかかわらず善であるという考えかたが、現実には相手や他者のことをなにも考えていない独りよがりにすぎないことを。米国人や米国政府にもこの傾向はあるが(とくに保守派、政党でいえば共和党)、対極にリベラル派と民主党がいるからすぐにではなくても結局はバランスが取られる。だが中国の場合、一党支配だからこのバランスは取れないし、党内の諸派閥(というより朋党)は、この独りよがり、英語でいう empathy の欠如においては、右も左も共通して(きて)いるようだから、ますます秤は傾いたままだ。

「Uyghur American Association」の「About Uyghurs」項をあらためて読んでみる

2011年09月06日 | 地域研究
 〈http://www.uyghuramerican.org/categories/About-Uyghurs/

 だから天山以北は東トルキスタンじゃないって。それにタジク人はペルシア系でテュルク系ではないぞ。何をムチャクチャ書いている。
 そのうえウイグル人は4,000年以上の歴史を持つ? パミール高原の西側では1921年、東側では1935年まで識別されず名前もなかった“民族”が? 
 過去を飾ることに何の用があるか。こんにちの自分たちがただいま受けている差別と抑圧だけで世界に訴えるには十分だろうに。嘘とはったりを常用すると、そのうち本当のことまで信じてもらえなくなる。