書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

施耐庵作 駒田信二訳 『水滸伝』 上中下

2006年05月31日 | 文学
 百二十回本を読んでみた。
 この『水滸伝』は緑林の好漢たちの物語、英雄小説ということになっている。『三国志演義』を初めて読んだときにも思ったが、やくざ者や火付け盗賊人殺しのたぐいがどうして英雄なのだろう。

(平凡社 1981年4月初版第15刷ほか)