ツナさんの小部屋

団塊世代のおじさんの趣味や生活の一部を紹介します。同じ趣味を持つ人たちと交流できればうれしいと思います。

タガの緩んだ組織、海上自衛隊

2007年03月30日 22時00分24秒 | ツナさんの独り言
このところ、海上自衛隊員による情報漏洩事件が頻発している。

 昨年の2月には、佐世保基地の曹長という下士官では最上位の階級である通信員の私物PCがウィルスに感染し、かの悪名高いウィニーを通じて暗号関係の機密情報が漏洩した。

 また、同年8月、対馬基地の1等海曹他数名が何度も無断で中国上海に渡航し、以前領事館員の自殺で話題になった店に出入りしていた。彼の官舎では、やはり秘密に関する情報をおさめたフロッピーが発見されている。

 更に今日報じられたところによると、横須賀基地の2等海曹がレーダーに関する情報をフロッピーにコピーして、自宅に持ち帰っていたことが判明。その上、彼の妻が入管法違反の疑いのある中国人だと言うことで、大きく取り上げられた。

 昔から、組織の崩壊は内部告発と情報漏洩が主たる原因となることが多いと言われる。上に述べた事件も内部告発によって発覚したものもある。また海上自衛隊は、過去にも3等海佐がロシアの大使館のエージェントと付き合っていた事件など、情報の漏洩に関する事件が後を絶たない。

 海上自衛官よ、自分達の技術や戦術能力のレベルの高さに慢心してはいけない。秘密保全に関する脇の甘さは、まるで小学生並ではないか。

 自分達の任務の重要性、自分達が置かれた地位の重要性、自分達が取り扱っている船や機械の技術が世界の軍事技術上どのような位置にあるか、そして自分達が共同で行動できるのはどこの海軍か。もう一度初心に返って気持ちを引き締めてもらいたい。