白鵬の変化

2012-07-22 | ノンジャンル
昨日の稀勢の里戦、
手段を選ばぬ男白鵬は卑怯な挑発で数少ない難敵を怒らせて、変化で勝ちました。

その白鵬が千秋楽日馬富士に敗れたのを知りました。
余りに多忙な私は何れも見ていません。



よかった!!!

白鵬も「勝つ為の手段は選ばず」に対する批判は気になったのかなとも思います。

記事を見て思い出すのは私には絶対忘れられない『ある白鵬の一番』です。

2004年5月場所の北勝力戦です。

横綱朝青龍を破って13勝1敗、勝てば初優勝の北勝力(西前頭筆頭)千秋楽の相手が白鵬でした。

この場所新入幕の前頭16枚目白鵬は当時朝青龍の忠実な弟分と言われていました。

北勝力にとっては初優勝が掛った千秋楽の大事な一番。

今場所勢いに乗る相手に対して白鵬はなかなか手をつかず焦らした末に思い切った変化で北勝力を破りました。

この時は見ていました。

日本人力士であれば絶対にできないと思いました。

星が並んだ朝青龍との優勝決定戦に敗れ、北勝力の優勝は消えました。

この場所、忘れられないのは白鵬の変化に尽きます。

変化は反則ではありません。

しかし、
勝てばそれで良いというのが大相撲だとは思いません。

見せて魅せなくてはダメでしょう。

此処でやってはいけない事が判らないのであれば日本の大相撲の横綱は返上して引退するべきだと思います。









千石自慢ラーメン

2012-07-19 | 喰いだおれ
噂に聞く千石ラーメンにお目に掛かりました。


二男三男がコーチとしてお世話になった嶋宮さんが小石川高校Gで練習指導するのを見に行きました。


生徒は普段教えている東大や開成高中心に15人ほどです。 元学習院中等科の知った顔2人とも会えてちょっとしたサプライズも有りました。


文京ラグビースクール中心メンバーお二人に我々鉄2名(林さんと井門)は行きつけの中華屋に連れて行って頂きました。


これが此処の逸品「餃子」です。 確かに普通ではなく美味しい。 皮がしっかりしたタイプの美味しい餃子です。


冷めないタイプのつまみで


紹興酒を頂きます。


レバニラ・・・これも非常に美味しかった。

ところが盛り上がってしまい、この店のもう一つの逸品「野菜炒め」を撮り損ねてしまいました。

割合ヘルシーなところで解散。 (ラグビー関係宴会は4人で紹興酒小瓶30本飲んで「売り切れ」事件があるなど不健康な事になる怖れが有って怖いです)


千石自慢ラーメン

仕上げのラーメンは林さんお奨めのこちらのお店で頂きます。

お客さんが並んでいます。 10人以下なのでめげずに並びます。

http://www.sengokujiman.com/


何を食べるべきか


悩みます。


店内の様子、まだ座れません。


肉醤豚半玉入りラーメン¥850です。


こういう感じの麺です。


確かに美味しい。 普段私はクセの強いラーメンばっかり食べて居ますので凄く普通っぽい美味しいラーメンを食べた経験は殆ど無いという可笑しな事に気が付いて慄然とします。


巣鴨よりに歩いて直ぐの豚骨ラーメン屋さん。 林さん曰く「美味しくないので食べてはいけない」
確かにお客さんが入って居ませんでした。

50m先に千石自慢ラーメンの電飾看板が見えています。





C57151_[吉]②

2012-07-18 | 鉄道模型

ヘッドライトが痛んでいるので穴をあけて


取り外して現在のプラスチックレンズに付け替えます。


発電機の排気管汚れも「黒」「汚し」の前にやってしまいます。


黒の吹付で白線をぼかすので火室のマスキングをします。


助士側、給水ポンプへの配管は銅色です。


炭庫底面の汚しも先に行います。


「調整の黒」で整えたテンダー側面


同じく


次の「汚し」吹きの前にテンダー台車を分解してブレーキ回りを「吹き」に回します。

乗工社譲りの固定イコライザーを可動イコライザーに交換します。

全部可動にして台車枠の水平保持はテンダーのボルスター側に全てを委ねる様に改良して初めてこのシステムは完全なものになりました。


KG(鹿児島工場)の検査表記を入れます。


「汚し」吹き終わりました。


配管の銅色が消えかかってしまいました。 吹付は常に「吹き過ぎ」ですね。


テンダー後方。 ヘッドライトレンズは新しいLP-42用プラレンズです。


こうしてモーターを回して動輪の塗装を行います。


動輪の塗装終了。


第二先輪、従輪がボックス車輪ですので交換します。

(これら先輪等も6000番台の型番で原宿店在庫、非公開だったものが定期列車化されたはずです)


熊本機関区緑ナンバープレート集からハサミでC57151を切り出します。

ニッパーで切ってヤスリで整えます。


最初に組み立てるのは必ずテンダーです。

理由は石炭を積んでラッカーで固めるから・・・乾くのに時間がかかるからです。

そして今回は炭庫底面が見える部分があるので石炭を散らします。

一粒づつゴム系クリヤ接着剤で付けていきます。


こんな感じに散らしました。 石炭はだいぶ減っています。


たまたま作業の都合でC5772完成品(SF・・・向こう側)と並びました。


手前がC57151です。

C5772にはボイラーカバーの継ぎ目が表現されています。 これはリベットの数まで正確な数を揃えてあります。 継ぎ目の位置、どちら側にリベットが有るかまで作り分けているのでキットにはその表現が無いとのことでした。


完成です。 拡大できます。


折角綺麗に入れられた白線、ぼかし過ぎてもったいなかったかなと思います。


K-3デフが生きるポジション。


実はC57151の第二動輪はC57のボックス動輪と違うもののようです。

ですから解明された暁には動輪の交換をしなくてはならないかもしれません。


‘K-3’C57151










発電機の配管回り


石炭。 減った表現にすると溢した量も少なめになる傾向に今後は気を付けます。

C574の溢れさせ方に近いカマが有ってよいかなと思います。


正面・・・やや下過ぎるかな。


正面は難しい。


C574との並び

1870年9月から71年まで都城や宮崎ではこの組み合わせが有った筈です。 その時は両者この姿だったはずです。
(151には白線、C574は白線無し)

でもやはり砲金磨きだしの煙室扉ハンドルは格好悪いですね。

(C6120がハンドル金色になって撮りに行きたくなくなりました)







C57151_[吉]

2012-07-17 | 鉄道模型
九州ではC55もC57も多数の強烈な個性を持った門デフ機が存在しました。

経歴から言ってもC57151は“とびきりの1台”と言える「価値ある1台」です。


昭和27年10月、国鉄80周年記念の祝賀行事の展示機関車として「天女と羽衣と富士山」(羽衣を纏った天女と富士山)の装飾を付けたK-3型門デフを装備して特別即就車として出場した機関車です。


C5711の「鴎の羽と波頭」の飾りデフ(K-7)に先んじる事1年半。
C622に「つばめ」マーク取り付け(鷹取工場)に遅れること1年半です。

当時C57は小倉工場受け持ちでは最高の旅客用機関車ですから常に最高の切り取りデフが装備される傾向が有ります。

(それに対して試験的要素が強いデフは100%C55に装着されています)

鹿児島工場がC6113にKG-1デフを装備する気持ちもわかります。

K-3は結果として僅か1両のみ、追ってステーを湾曲させて「色々試した」K-3’は8両にもなりますが唯一の原形K-3装備機はこのC57151です。


C57151は広島工場タイプの様な十文字で中心部丸型の中に穴が4つ開いている煙室ハンドルなので、ハンドルとナンバープレートを後付できる様に、取り付けずに納車されました。


仕上がりとして問題点はキャブ右側だけ艶が強い事です。

色々弄る私にとって何の問題点もありません。




テンダー側面は「まあまあ」の仕上がりです。


4個組リベット2組に注意しながら


サンドペーパーを掛けます。


炭庫内部もヤスリを掛けます。


煙室扉のハンドルは1/80も含めて原宿店で捜したこの三つを比較検討してみることにしました。


左から「珊瑚」「IMON」「エコー」です。

C57151の煙室扉ハンドル、実際は中心部の円形の中に4つ丸穴が開いています。

むしろ「珊瑚」「エコー」がそのタイプであり、「IMON」は似ているけれど丸穴が僅かに長円になったタイプを模型化しています。


しかし、選んだのは「IMON」でした。

殆ど差がないと思ったものの、やっぱり1/80は大きい・・・・それは致命的です。

IMONで丸穴を製作した暁には交換する事に致します。


金色に光る煙室ハンドルは黒一色が大好きな私としては嫌ですがC57151は「磨出し」になっていましたので仕方なく無塗装で最後に取り付けます。

そして、そのまま取り付けると奥まで入って仕舞い「はなぺちゃ」になってしまうので真鍮線を曲げたスペーサーを用意しました。


スペーサー;使う位置に糊付けして黒吹付け時に色が付くようにします。


悩んだ揚げ句ランボードに白線を入れます。

西野天祥堂の虎の子の「筆」があるのでその気になりました。


白線は強く!強く!オーバー目に入れます。


はみ出しても、周りに付いても構いません。 簡単に削り取れますので。

(キャブ内部の色差しは最初からやって頂いて居ますので私の作業ではありません)


整えてすっきりしました。

熊本の至宝C57151について更に書きます。

C57151が熊本に来たのは戦時中です。

「天女と羽衣」の物語にちなんだ「絵」が飾られた門デフを装備、4両目の門デフ機となりました。

門デフを装備してから18年間熊本を動いていません。 (装飾は取り外されました)

たった1台のC57になってもず~~っと手放しませんでした。

熊本から八代往復の鹿児島本線旅客列車に充当され続けました。

熊本から撤退を余儀なくされた1970年9月22日、転属先は吉松でした。

吉松での生活は3年間、徐々に姿を変えています。

前部暖房管を装備していなかったので美しかったランボードの白線は徐々に薄れ、最後は塗り潰されました。

煙室扉ハンドルも普通のモノに取り換えられました。

しかし、最後まで緑ナンバーは美しいままでした。

1973年夏休車となりそのまま廃車になりました。

我々仲間内では「K-3」と呼ばれていました。

末期のC57のコレクションとするならば普通の煙室ハンドル、白線無しで良いのですが、その生涯の殆どを過ごした熊本時代の姿が残った状態でこそのC57151です。






C574_[宮]②

2012-07-16 | 鉄道模型

調整とも言える艶消し黒を吹き終わりました。 手前に見える小さなゴミは


これです。 宮崎の砲金区銘板です。

しかし、調整で吹く艶消し黒が如何に艶消しなのかが思い知らされる艶の消え方ですね。


「汚し」を吹く為のマスキング開始です。


バックプレートなどキャブ周辺のドライブラシを先に行います。 (天窓から光が!)


艶の消えすぎた区銘板も貼り、[宮]をマスクします。


色は黄かん色+黒少々だけで行きます。


テンダーの下側だけを赤くする為の上半分ソフトカバー。


いざ出発!


汚し吹き終了。


マスキングを剥がしていきます。

失敗して掛け過ぎて「架線注意」が殆ど消えてしまいました。 失敗失敗。


ほぼマスキングを剥がした状態です。


動輪の色をウェザリングの色に合わせるべく筆塗りしていきます。

例によって輪芯を4回に分けて塗り、動輪を回転させながらタイヤ周辺を塗り、最後はバランスウェイトです。


動輪を塗ったら先輪、従輪、テンダー車輪すべてタイヤ側面まで塗ります。


換算両数表示プレートのなんと小さい事!!


製造銘板の下に貼ります。 実機は「換算」は磨かれ、製造銘板は真っ黒でした。


テンダー台車を組み立てます。

改良が進み完成形になってきた感じがします。


組みあがったテンダーにナンバープレートを貼ります。


ニッパーで切ってヤスリで仕上げれば早くて歪まず綺麗な仕上がりになります。


突然話変わって、実物の発電機排気や清缶剤送入装置が激しく汚れているので今更ながら汚してみます。

XF-2とXF-59を使ったようですね。


拭き取ってしまいます。 これで良いのです。

(こういうちょっとした汚しは最後の「汚し吹きつけ」前にやっておけばスマートな仕上がりになるんですが・・・行き当たりばったりでいけませんね)


機関車下回り組み立て前にこの機関車に関してはやるべきことがあります。


このキットはリコール?前のキットなので、第三動輪の上に変な欠き取りが有り、そこが透けて見えて駄目なのです。

ギヤボックスとモーターを結ぶ金具の上にウェイトを兼ねてボイラー底辺を確実に埋めて向こうが透けないようにするためのWM製パーツです。


こうして紙で塞ぎます。

出荷開始直後のキットだけが問題ありで、以後のモノはこうなっていません。


仕上がりました。 テンダーの問題点はこういう風に積んで誤魔化しました。


駆け込みで汚したキャブ屋根と清缶剤箱はこんな具合です。

助士は今度の停車でテンダーに乗って石炭を前寄せ囲いの中にスコップで移動する必要があります。


いつもと写真の順番が違いますね。


こんな機関車なのです。


キャブ前、発電機周りの配管。


C574の廃車は1971年だったと思います。

比較的早かったのですが、最後の頃は白線無し。

その前は前部暖房管有りでも白線付きでした。

徐々に白線を放置して薄くなったところで塗りつぶしたと思われます。


同時に新津→大分転属のC57187と同じくドーム前ステップの手摺が長野工場独特の五角形のままです。

(新津→人吉と、遅れて続いたC57186は五角形を残されませんでした・・・不思議)










(長工デフですが)門デフC57の中でも忘れられない個性的な1台だと思います。




(宮崎の青という)色付プレートである事もあって珍しく順光でキャブ周りを撮ってみます。






製品用の撮影で使う『正面』に挑戦してみました。

自宅、工作室は気が狂いそうなほど狭いのでファインダーを覗くことは100%不可能、G-10に付いているVIDEO出力からモニターに繋いで何とか撮りました。

撮ってみると確かに結構難しかったです。

次は緑ナンバーです。