調整とも言える艶消し黒を吹き終わりました。 手前に見える小さなゴミは
これです。 宮崎の砲金区銘板です。
しかし、調整で吹く艶消し黒が如何に艶消しなのかが思い知らされる艶の消え方ですね。
「汚し」を吹く為のマスキング開始です。
バックプレートなどキャブ周辺のドライブラシを先に行います。 (天窓から光が!)
艶の消えすぎた区銘板も貼り、[宮]をマスクします。
色は黄かん色+黒少々だけで行きます。
テンダーの下側だけを赤くする為の上半分ソフトカバー。
いざ出発!
汚し吹き終了。
マスキングを剥がしていきます。
失敗して掛け過ぎて「架線注意」が殆ど消えてしまいました。 失敗失敗。
ほぼマスキングを剥がした状態です。
動輪の色をウェザリングの色に合わせるべく筆塗りしていきます。
例によって輪芯を4回に分けて塗り、動輪を回転させながらタイヤ周辺を塗り、最後はバランスウェイトです。
動輪を塗ったら先輪、従輪、テンダー車輪すべてタイヤ側面まで塗ります。
換算両数表示プレートのなんと小さい事!!
製造銘板の下に貼ります。 実機は「換算」は磨かれ、製造銘板は真っ黒でした。
テンダー台車を組み立てます。
改良が進み完成形になってきた感じがします。
組みあがったテンダーにナンバープレートを貼ります。
ニッパーで切ってヤスリで仕上げれば早くて歪まず綺麗な仕上がりになります。
突然話変わって、実物の発電機排気や清缶剤送入装置が激しく汚れているので今更ながら汚してみます。
XF-2とXF-59を使ったようですね。
拭き取ってしまいます。 これで良いのです。
(こういうちょっとした汚しは最後の「汚し吹きつけ」前にやっておけばスマートな仕上がりになるんですが・・・行き当たりばったりでいけませんね)
機関車下回り組み立て前にこの機関車に関してはやるべきことがあります。
このキットはリコール?前のキットなので、第三動輪の上に変な欠き取りが有り、そこが透けて見えて駄目なのです。
ギヤボックスとモーターを結ぶ金具の上にウェイトを兼ねてボイラー底辺を確実に埋めて向こうが透けないようにするためのWM製パーツです。
こうして紙で塞ぎます。
出荷開始直後のキットだけが問題ありで、以後のモノはこうなっていません。
仕上がりました。 テンダーの問題点はこういう風に積んで誤魔化しました。
駆け込みで汚したキャブ屋根と清缶剤箱はこんな具合です。
助士は今度の停車でテンダーに乗って石炭を前寄せ囲いの中にスコップで移動する必要があります。
いつもと写真の順番が違いますね。
こんな機関車なのです。
キャブ前、発電機周りの配管。
C574の廃車は1971年だったと思います。
比較的早かったのですが、最後の頃は白線無し。
その前は前部暖房管有りでも白線付きでした。
徐々に白線を放置して薄くなったところで塗りつぶしたと思われます。
同時に新津→大分転属のC57187と同じくドーム前ステップの手摺が長野工場独特の五角形のままです。
(新津→人吉と、遅れて続いたC57186は五角形を残されませんでした・・・不思議)
(長工デフですが)門デフC57の中でも忘れられない個性的な1台だと思います。
(宮崎の青という)色付プレートである事もあって珍しく順光でキャブ周りを撮ってみます。
製品用の撮影で使う『正面』に挑戦してみました。
自宅、工作室は気が狂いそうなほど狭いのでファインダーを覗くことは100%不可能、G-10に付いているVIDEO出力からモニターに繋いで何とか撮りました。
撮ってみると確かに結構難しかったです。
次は緑ナンバーです。