Rocoの【Meridian】セット客車をちょいと

2021-01-27 | 鉄道模型

Rocoのメリディアン号セットに本格的に手を出すのは室内灯ユニットを入手してからにします。

台車からの集電部分はうまい具合にできているに違いないと思っています。

改造して電気を通じさせるのはとても簡単なのですがまあ待ちましょう。

その代わりMAV客車新塗装?(やや大人しい青とライトグレーの2色塗り)に施したのと同じ作業をこちらにも実施しておきます。


この客車の行先板、ブダペストとザスニッツ間となっています。

MAV(ハンガリー国鉄)の車両はその区間を走るのは正解だと思います。

ブダペスト→ブラチスラバ(スロバキアの首都)→プラハ(チェコの首都)→ドレスデン→ベルリン・オスト(ドイツ民主共和国の首都)→ザスニッツです。
ザスニッツは北海に浮かぶリューゲン島にある町でスウェーデンとフィンランドに船で渡る拠点です。

【Meridian】自体はユーゴスラヴィアのベオグラード(後に更に南に起点が伸ばされた)からスウェーデンのマルメまで最後は船で渡る列車です。

編成の主体だったMAV客車は長いとはいえ途中から途中まで行く車両群でした。


ティリッヒの客車(奥)と並べてみました。

巨大なランナーを取り去った未取付パーツが袋の中です。

ティリッヒの客車の屋根塗装がお粗末ですみません。


手前ティリッヒ、奥Rocoです。

奥のRocoに見られるベンチレーターが正しい姿です。

ティリッヒは屋根・車体一体なので屋根部分は上に抜く作りです。 後の製品では屋根を別体として組み立てとしていますがそれはベンチレーターの表現がそうしないとできないからです。


Rocoは北寄りの3~4両の客車が判らなかったのでチェコとDRの客車で誤魔化したと思います。

(正しくベオグラードに行かなくなり、JZの連結をやめたのかもしれません)

Rocoが正しいとするならばベルリン~マルメのDR客車です。

しかし1979年の編成記録によればJZの客車3~4両がベオグラード↔マルメの超長距離を通したのです。

また、編成記録では食堂車がMAVで存在します。

それが無いということはユーゴスラヴィアがごちゃごちゃ分離の嵐に見舞われてから後のしけた列車ということでしょうか。

今日もメリディアンの8ミリ映像を確認しましょう。(もう1000回くらい見たのですが、白い蒸汽に纏わり付かれル上に汽車が速すぎてよく見えないのです)

ただ、アクメのJZ客車と一眼見て「これだ!」とわかりました。