魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

最近のメイン水槽

2012年07月10日 22時09分20秒 | 魚介類飼育(海水)

最近の我が家のメイン水槽の魚たちです。

我が家にやってきて2番目の古株がカクレクマノミAmphiprion ocellaris Cuvier。1年半ほど前の2010年秋に、おそらくその年に産まれた子を飼ってきて、ここまで大きくなりました。最近は青色のLEDを買ってきて、この色で見ると、黒っぽい地色に白色の横帯というシックな色彩になります。

アケボノハゼNemateleotris decora Randall and Allenも10か月ほど我が家で暮らしています。水槽内の遊泳性ハゼは3種6匹いますが、このアケボノハゼが最強です。

こちらはサンゴの仲間、「アワサンゴ」。安価(780円)で売っていたので、つい購入してしまいました。本によると、強い照明は禁物とあり、我が家では水槽の下の方に置きました。ライブロックの隙間の中にアワサンゴを差し込むようにして入れて安定させます。

サンゴはまた近々新しい種類が入る予定ですが、磯採集の時期なので魚も入れたいところ。悩ましい季節です。

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フィリピン魚71.インコハゼ

2012年07月09日 19時51分20秒 | 魚紹介

今日のフィリピン魚は、ハゼ科のインコハゼExyrias puntang (Bleeker)です。

インコハゼは西部太平洋に生息する中型ハゼの仲間です。日本でも奄美大島以南に生息する種類です。サンゴ礁というよりは、内湾の泥っぽい海底や、河口域、マングローブ域などに生息しています。

体側にはスジハゼの仲間やツムギハゼのように、目立った黒色斑や、縦帯がなく、薄い横帯が数本入ったり、小さな白色斑が散在します。尾鰭や背鰭には赤くて小さな斑模様がみられます

第1背鰭は三角形で、糸状に伸びる棘があります。第1背鰭には小さな黒色斑が多数あります。体側の斑紋も合わせて、綺麗な模様をもつハゼといえます。

この個体は石垣島の漁港で採集した個体。この個体は大きなシャコガイの貝殻の上に座っていたものです。ハゼ科としてはやや大きくなるもので、全長15cmに達します。インコハゼ属の魚には4種ほどがいますが、ほかの種についてはまた後程・・・

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フィリピン魚70.Deceiver fangbelly

2012年07月07日 22時16分50秒 | 魚紹介

今日のフィリピン魚は、イソギンポ科の Deceiver fangbellyPetroscirtes fallax Smith-Vanizです。

一見、ニジギンポそっくり、どこからどう見たらニジギンポでないように見えるのか、ということですが、生鮮時の色は黄色っぽく、確かに違うものだと感じさせます。

Deceiver fangbelly、意味は、詐欺師の牙、ベリーというのはよくわからないですがオーストラリアではfangbellyを使っているよう。腹をキャッチ、という意味でしたが、腹から獲物に食らいつくのでしょうか、それともブレニーのなまりなのか。他の地域ではfangblenny というコモンネーム、あるいはsabretooth blenny というコモンネームを使っていたりします。サーベルというのは巨大な剣、いずれにせよコモンネームはその巨大な牙に因むものがおおいようでした。漢字名は詐跳岩鳚となっており、跳岩は、学名の属名に由来しているようです。

ではなぜ詐欺師なのでしょう。

模様や斑紋がよく似たヒゲニジギンポMeiacanthus grammistes (Valenciennes)という魚。これはイソギンポ科の別属 (ヒゲニジギンポ属) の魚です。この魚は牙に毒腺があるとも言われており、取扱いには注意が必要な種類とされます。そして、Deceiver fangbellyはこのヒゲニジギンポに擬態しているようなのです。このほか、同じヒゲニジギンポ属のオウゴンニジギンポと、テンクロスジギンポ属のイナセギンポという魚の模様が似ています。テンクロスジギンポ属は世界に11種類ほどいますが、イナセギンポのほかにもヒゲニジギンポ属に擬態するものが他にもいます。

もちろんコモンネームに「牙」の文字が入っていますので、本種が安全でおとなしい種類ではないのは確かです。ニジギンポと同じハタタテギンポ属の一員、ですから下顎には巨大な牙があります。本種については毒性は触れられていませんが、やはり取扱いには注意するべきでしょう。

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フィリピン魚69.ワキイシモチ

2012年07月06日 21時36分36秒 | 魚紹介

久々のフィリピン魚、今日はテンジクダイ科のワキイシモチApogon lateralis Valenciennesです。テンジクダイの仲間は久しぶりの様な気がします。

ワキイシモチはテンジクダイ属の魚です。第1背鰭棘は6本で、魚類検索ではアマミイシモチと同じページの中にいたりします。でもなんだか、雰囲気は別の魚のように見えます。この個体は眼の中にガスが入ってしまっていました。鱗もはがれ気味、あまりよくない個体です。

しかも若干ピンボケ・・・

体側には縦帯が1本ありますが、オオスジイシモチや、キンセンイシモチなどのように太いものではありません。数も1本と少ない・・・。尾柄部には黒色斑がありますが、この黒色斑は小さく、体側の縦帯よりも狭いという特徴があり、アマミイシモチと区別されています。

生息地は西部太平洋の内湾や汽水域。マングローブ域に生息し、日本でも西表島に分布しています。

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水槽(2012年 7月5日)

2012年07月05日 17時53分39秒 | 魚介類飼育(海水)

今の我が家の水槽はこんな感じ。昨日ウツボ水槽を大規模換水しました。

ウツボ水槽の住人(?)達。魚は前3種いましたが、そのうちホソスジナミダテンジクダイが死亡してしまいました。

でもクモウツボEchidna nebulosa (Ahl)は元気。

そして、カペラサンカクハゼFusigobius pallidus (Randall)を新たに追加。砂をよくまき散らすのですが、とても愛らしいハゼです。それに伴い部屋の小型水槽は撤去となりました。

この2種のほか、タスジイシモチApogon novemfasciatus Cuvierがいます。これは下の写真で写っていますね。

新しい水槽システムも基本的なものは前までの水槽と変わりません。濾過はいつもの投げ込み式濾過装置「水作エイト」です。金魚飼育経験者の方でしたら、最も定番な濾過装置だと思います。これを海水で使用して大丈夫なの?ということですが、水質にさほどうるさくない魚であれば長期飼育できます。ただし、硝酸塩はよく蓄積しますので、サンゴ水槽には向きません。昨日まで使用していたフィルターは14か月間も使用していましたが、さすがにそろそろ限界か、今回新品にセットしなおしました。今回の魚は潮溜まりでも採集できる種ばかりなので水温や水質には柔軟性があります。

ウツボ飼育には若干注意するべき点があります。ウツボの死因のなかでも特に多いと思われるのが脱走です。ウツボは結構小さな穴からも外へ出たりしてしまいます。ここでは、ワンカップ容器に水を入れたものと、大きなサンゴ岩で飛び出しを防ぐようにしてます。

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