前々回の当該記事ではフロリダでのオニカマスの襲撃をお送りしましたが、再び襲撃の話題。
今度はエジプトの紅海で遊泳していた70歳の観光客女性(ドイツ)がサメの襲撃に遭い死亡、ほか4名がここ2週間の間に怪我をしているそうです。
Yahoo!ニュースより(ロイター)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101206-00000854-reu-int
遺体は海岸に打ち上げられ、手・足の一部が失われていた、ということです。
サメの襲撃のパターンとしてはいくつかあります。大型のホホジロザメですと、ひと咬みするだけで大きなダメージを受けます。そのご暫く旋回、様子をうかがいながら頭を左右に大きく振り、捕食するのです。
一方、中型のメジロザメの仲間は、獲物に咬みついたあと、大きく激しく頭を上下左右にふり、肉をちぎろうとします。サメの歯というのは肉を食いちぎるのにはさほど向いておらず、咬みちぎりとるために、頭を激しく振る必要があります。今回のはおそらくその様子から見てみますと、メジロザメの類のような感じがします。
襲われたシャルムエルシェイクといえば、紅海屈指のリゾートで、日本人にも人気があるダイヴィングスポットです。くれぐれもサメにお気をつけください。遊泳性の大型サメを見たら、なるべく距離をたもつようにします。
ところで、このサメは何でしょう。以前は、三浦周辺の定置網にもメジロザメ類が時々かかりましたが、最近ほとんど見られません。
愛媛宇和海ではこれと、ドタブカがよくあがりますが他のメジロザメは少ないそうです。
ホホジロザメもたまにいるそうですが、ネズミザメ目ではニタリが殆どだそうです。他、沖合性のサメではジンベエザメとアカシュモクザメも入ります。