先月高知県の海で釣ってきたカスリイシモチ。採集してきた当初は結構ひれがぼろぼろで痛々しいものでしたが、ようやく少しましな姿になったのでご紹介。カスリイシモチはテンジクダイ科の魚であるが、ヒトスジイシモチ属の種類である。この属の魚は残念ながら飼育したことがなく、この個体が初の飼育となる。テンジクダイの仲間は種類が多いのだが、ほかに飼育したことがあるのはイトヒキテンジクダイ、キンセンイシモチ、マンジュウイシモチ、クロイシモチ、ヨコスジイシモチ、ネンブツダイ、クロホシイシモチ、タスジイシモチ、スジイシモチ、ミスジテンジクダイ、バンダイシモチ、ホホスジナミダテンジクダイ、ヤクシマダテイシモチ、コスジイシモチ、シールズカーディナルフィッシュ、シボリくらい。なおアカホシキンセンイシモチとウスモモテンジクダイの2種は長期飼育できなかったので省いた。
カスリイシモチは肉食性が強い。ホワイトシュリンプはなかなか食べないが、イカの切り身にはよく反応し、ついでにオメガワン(ペレット)も与えたところばくばくと食べてくれた。餌の心配はなさそうである。昼間は写真のような褐色の地味なテンジクダイだが、夜になると体が少し光っていてきれい。このテンジクダイは先ほども述べたように初めて飼育する種類ではあるが、以前もこの個体を採集した場所の近くで落とし込み釣りにより1匹釣っているが、もう12年も前の話である。
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