今日は防災の日。今日は台風の襲来で暑さも遠のきましたが、それでもまだまだ暑い日は続きます。台風明けには釣りに行きたくなる方もおられましょう、しかし釣りでは毒魚なども釣れますので気をつけないといけません。
そんな危険な魚の代表選手といえるのがハオコゼHypodytes rubripinnis (Temminck and Schlegel)です。ハオコゼは磯や防波堤に生息するほか、海藻の多い藻場などでもその姿を良く見ることができます。
ハオコゼというのは、普段防波堤や、磯の浅い場所に見られ、また潮だまりや浅い藻場などで漁獲されることもあり、「浅海の魚」と思われがちですが、やや深い海からも底曳網で漁獲されているようです。この個体も、底曳網で漁獲されたものです。
ハオコゼのこの棘は立派ではありますが、毒がありますので触ってはいけません。刺されるとはれたり、激しい痛みを伴うこともあります。二度刺されると、ショックを起こすこともあり、要注意です。刺されたらやけどしない程度の熱さのお湯につけると痛みが和らぎます。
底曳網では本種はよくあがっていますが、小型で普通は投棄されてしまっていることが多いようです。
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