最近頂き物の記事ばかりが多いですね・・・
今日はヤミハタCephalopholis boenak (Bloch)をご紹介します。
ヤミハタはユカタハタ属の魚です。ユカタハタの仲間は世界中の熱帯・亜熱帯海域に生息します。フレックルドハインドという種は本種に似ていますが本種の頭部には青い斑点がありません。ヤミハタの体側には白い斑模様があって、マハタHyporthodus septemfasciatus (Thunberg)に似ます。
マハタ
この2種の最もたやすい見分け方は、背鰭棘をみることです。
ヤミハタ背鰭
ヤミハタは背鰭棘が9本あります。この背鰭棘数9というのは日本産ユカタハタ属の全ての種にあてはまります。このほか、クロハタ、タテスジハタ、バラハタ属も背鰭棘を9本もちます。ちなみにスジアラ属は8本、アズキハタは10本です。
マハタ背鰭
マハタの背鰭棘は11本からなります。この写真では第8棘が短くて見えにくいですが・・・。このマハタ属は従来の「マハタ属」を構成する重要なメンバーだったのですが、近年本種が体高のあるハタが所属する別属にうつされました。しかし、この11本の背鰭棘というのは旧マハタ属の共通する特徴です。ただし中には12棘のもいるようですが・・・
またヤミハタが主として琉球列島など、珊瑚礁の浅瀬にいるのに対しマハタは幼魚では浅海、成長したものは深海にうつるなど、生態も大きく異なっています。ヤミハタは大きくても25cmくらい、一方マハタは大きいものでは1.9mに達します。
ハタ科の魚には縁がないので
とても疎いです^^;
こんな魚達を釣りたい♪
実際にはこの2種はあまり似ていないのですが・・・当人が危うく間違えそうになったので(笑
来年はバラハタとカンモンハタを
ゲットしたいですね♪
私が縁のあるハタ科の魚は沖で釣る
サクラダイとかハナダイ系の
ちっこい奴ばかりです^^;
カサゴだったのかな?
私は来年のオフ会では・・・
「チョウチョウウオ科」
「ベラ科」
「ウツボ科」
「ハタ科」
「ムラサメモンガラ・モンガラカワハギ」
をメインに狙いたいです
餌取りのダンダラスズメダイがほとんどですが^^:
マハタは属が変わったのですか?全く知りませんでした。
あとお尋ねしたいことがあるのですが、魚類検索第三版の出版日はまだ未定でしょうか?もしご存知でしたら教えて下さい。
マハタは2007年2月の日本魚類学会の英文誌のほうで再編が発表されました。マハタなど数種が復活されたHyporthodus属に移されました。ですから「マハタ属」にマハタが含まれない事態が発生しましたので、WEB魚図鑑でも「エピネフェルス属(旧マハタ属)」を立ち上げました。
魚類検索第三版はまだのようですね。結局三重の魚類学会年会には間に合いませんでした。
あとフィッシャーマンがよくハタ類を生かして持ってくるのですが、アカハタがほとんどです。
マダラハタは昨日届いていました。うちの先輩が囲っただけの生簀に色んな魚を入れて楽しんででいます。ナポレオンとタマカイも泳いでいるので魚好きが見れば興奮ものです(笑)
出版まだでしたか。私の場所ではネットが遅くてイライラします。本の方がありがたいので次回出たら買って持ってきます。
市場にもレア魚がなかなか見られなくなって寂しい毎日ですよ~^^: