ベラ科・ニシキベラ属のコガシラベラ。2019年に釣りで採集したもの。丈夫で飼育しやすく、長期飼育も可能。
むかしマリンアクアリウムをはじめたときはニシキベラの仲間はあこがれであり、いろいろ飼育してきたが、このコガシラベラはこの属で最も長く飼育している種となった。コガシラベラを最初に飼育したのは2007年。高知県で釣りで採集したものである。次は2011年。和歌山県で採集したもので、小さな幼魚であった。この2匹については以前にもこのぶろぐで紹介しているので、興味がある方は検索してほしい。
こちらは最近撮影した写真。色はやや薄れてしまったが美しい。
この種はインドー中央太平洋に広くいるが、おそらくは東太平洋に広く生息するコルテスレインボーラス、クリッパートン島にのみすむロバートソンズラス、アメリカ東岸のブルーヘッド、ブラジル沖フェルナンドデノローニャにすむノローニャラスなどと近縁なよう。夜間は岩陰で休息するタイプであるため、砂は敷く必要はない(ほかに砂に潜るベラと飼育するときは、もちろん砂を敷く)。ただしビュンビュン泳ぎ回るタイプのベラであるため、水槽は最低でも90cmは必要。ほかの魚と混泳させるならもっと大きな水槽が必要になる。
個人的にはこのコガシラベラのほか、ヤンセンニシキベラとか、ハコベラを飼ってみたい。キヌベラやリュウグウベラなども派手で格好いいが大きくなるので家庭水槽では成魚は飼育できないだろう。
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