今日のフィリピン魚はフエダイ科のキンセンフエダイLutjanus lutjanus Bloch です。
フエダイ科のフエダイ属魚類は西部太平洋から36種ほどが知られています。本種は、体側に黄色の縦帯が数本あるのが特徴です。このような模様を持つのは他に、イモトフエダイなどがありますが、背鰭の棘数や軟条数で本種と区別できます。
タテフエダイLutjanus vitta (Quoy and Gaimard) は、キンセンフエダイやイモトフエダイによく似ていますが、体側の帯が暗色で、腹側に黄色の細い縦帯がみられません。
キンセンフエダイは場所によってはダイビングでよく見かける種です。大きな群れを形成し、迫力があります。また市場にもでて食用になっています。南日本にも分布していますが、まだ四国などでは見たことがありません。
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