魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

コバンハゼ属の1種のその後

2012年12月01日 17時36分26秒 | 魚介類飼育(海水)

昨日水槽にミドリイシを導入しました。もちろん、生きているのではなく、骨格ですが。これは前回のブログ記事にてご紹介しました、コバンハゼ属の1種Gobiodon sp.のためです。

この仲間はサンゴ礁、とくにミドリイシやサオトメシコロサンゴなどが多くある場所に生息し、これらのサンゴの隙間などに生息しています。こういうのを入れて飼育すると、落ち着いて餌を食うのも早いかもしれません。

この個体は観賞魚店ではコペポーダなどを食っていましたが、我が家でもワムシ、魚卵などを捕食していました。しかし、まだ人工の配合飼料は食べていません。また、自然下ではサンゴの粘液なども捕食しているそうで、そういうサンゴと一緒に飼育したいところです。

ほかのハゼの仲間と比べると、体高があり、平べったい感じです。こういうサンゴの隙間に隠れるのに適しています。

このミドリイシ骨格の隙間に住むのはコバンハゼ属の1種だけではありません。クモギンポOmobranchus loxozonus (Jordan and Snyder,1907)はこのミドリイシを入れるまでは、二枚貝の間に住んでいましたが、今ではミドリイシ骨格の中に住んでいます。細長い体で自由自在に水槽内を動き回ります。見ていて楽しいです。

クモギンポは7月に高知で採集して以降、長いこと下の水槽にいれてましたが、10月に水槽をリセットした際に上の水槽にうつしました。キンセンイシモチに食われるのではないかとちょっと心配になったためです。

コメント
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