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魚のぶろぐ

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「NAVERまとめ」終了について思うこと

2020年07月01日 15時07分09秒 | 魚類とインターネット

「NAVERまとめ」がついに終了することになった。今年7月いっぱいをもって新規アカウント申請を停止し、9月いっぱいでサービスも終了となるという。

さて、これについてはYahoo!ニュースでもトップに来ていて、ハフポスト日本語版の記事にたくさんのコメントがついて盛り上がっている。しかし、どうもあまり評判がよろしくない。
このタイプのサイトは従来からほかの人の画像を勝手に使ってきて使用していることもあり、引用がついていることもあるが、引用元さえ表記していないこともある。これでは引用の定義を満たさず違反となるだろう。筆者もこのサイトに画像を転載されていたが、引用の定義を満たさないものもあった。

さらに信ぴょう性の問題というものもある。

芸能人のだれがだれと付き合っているとか、だれがどこの学校に通っていたとか、だれが違法薬物をやっていたとか、これは場合によっては名誉棄損につながりうることであるが、このような情報がNAVERまとめやその関連サイトで散見されるものである。

2016年にDeNAの「WELQ」騒動というものがあった。これはWELQという医療情報サイトであるが、DeNAはゲームを開発したり、プロ野球の横浜DeNAベイスターズを運営していても、医療従事者ではない。つまりこの分野では素人であった。記事は外部のライターが委託で書いていたというが、チェックする体制が整っていなかったとみられる。

私がかつて作っていた魚図鑑サイトでは、少なくとも魚の解説はその魚について理解している人が書いていた。これは医療にせよ、魚にせよ、扱いを間違ったら生命の危機に至る場合があると考えていたからである。しかしWELQのライターについても医療従事者であればよかったのであるいが、実際はそうでもなく、肩こりの原因は霊のせいかもなどという、お笑い系かと思わせるような記事もあった。医療のサイトをつくるにせよ、魚のサイトをつくるにせよ、やはりその分野の専門家をつなぎ留めておく必要があるのである。そして鎖が切れたらその分野からの撤退も考えるべきだろう。医療サイトを作るのであれば医者だとか、製薬会社だとか(ただし製薬会社は自らがメディアを持つことも多い)。あるいは厚生労働省だとか。ただし厚労省のすべての人が正しい医療情報を提供できるかはわからない。魚であればやはり魚類学者だとか、釣り人、大学教授、市場関係者などで、できればそれぞれの分野から何人かが入ってくるのが望ましいといえる。偏ってしまうと「絶滅危惧種は放流して復活させればよい」とか「アユは水産上重要種なので放流は問題ない」だの、「このフグは無毒であるため食べても問題ない」という意見が出てきても誰も指摘しないという問題がある。

タグつきの越前がに

現在私はインターネット上でアクアリウム情報サイトを運営している。ほかのアクアリウム飼育系サイトとは異なり、自分で飼育した魚のみで、どうしても飼育したことがない魚の飼育情報の記事を書く時には取材のために実際に福井県の越前町にまで赴いた(仕事ではあったが、タグつきの越前がには本当においしかった)。

昨今は低品質サイトも、アクアリウムの分野ではだいぶ淘汰はされてきたものの、私自身は今後もポリシーを変更することなく、量よりも品質を重視したサイトを作成していこうと思う。

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学名を書くのをやめた理由

2016年01月15日 17時32分10秒 | 魚類とインターネット


年が明けて2016年になって、魚を何種かこのぶろぐでご紹介してきましたが、「学名」が入っていないとなぜか魚を紹介した気分にはあまりなたないのです。じつはある理由から学名の表示をやめたのでした。

以前ならば学名を入れてアクセス数アップということもあったのですが、あるときからそれはやめてしまいました。なぜならば、このように学名をアップすると画像がほかのサイトに勝手に使われてしまう、という問題があったからです。

たとえば台湾のサイト「merage的海洋魚圖鑑」など、他人の画像に勝手にリンクを貼って自分のインターネットサイトを構築しているようなサイトがあるからです。このサイトはこのぶろぐに掲載されている画像にもそのままリンクを貼っています。もちろんリンク自体は合法です、しかしながら自分たちが苦労し撮影した画像を盗まれるのを防ぐために、画像への直リンクは禁止していることが普通です。

私は基本的に画像は無料または有料でお貸ししていますが、このようなモラルのない人に画像を貸すことはありません。このようなケースで貴重な画像の流出を防ぐためにはこちらもさまざまな工夫をする必要があります。Googleの画像検索に引っかからないような方法も考えられますが、そのようなことはしたくないです。なぜならばそこから来てくれる人たちもいますから。でもこのようなモラルの欠片もない人が世の中、もちろん台湾だけでなく世界中にいるのは事実のようです。メッセージを送付しましたがうまく届いていないようです。どなたか対応してくれませんかね・・・。

(トップ画像は上記の直リン貼っているサイトのスクリーンショット)

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クエスチョンの答え

2012年08月21日 19時30分23秒 | 魚類とインターネット

最近の釣り人の情報収集ツールは紙(雑誌・新聞・潮時表)のほか、あらたにインターネットが加わってきつつあるように思われます。最近は携帯電話を使用したインターネットサイトも一般的なものとなっており、さらにはTwitterなどの普及で「●●(釣り場の名前)なう」とか、「○○が釣れた」など投稿される方も多いでしょう。

SNSやインターネット掲示板では魚の名前をお伺いするというケースもよくあります。インターネットならではの問題(デジカメやカメラ付携帯電話がないと投稿ができない、画像の無断転用、誹謗中傷、あおり発言、そしてそもそも写真から魚を同定することは可能なのか?など)はありますが、このシステムは回答者が多数いて、誰かが間違った場合のフォローも早いものです。

同定依頼の魚は釣り人におなじみの魚もいますが、アジ、キス、サバ、タイ、イサキ、メバル種群、カサゴなどの釣りでまったく見たことがない魚が釣れることがあるようです。ダイナンギンポ、ウミタナゴ、ベラ類、ネズッポ類、アイゴ・・・などいろいろな同定の依頼が来ますが、その中でも多いのが、この魚。

クロサギGerres equulus(Temminck and Schlegel)です。

クロサギは主に砂底や汽水域に生息し、防波堤でも釣れることがあります。主な釣りは投げ釣り・ウキ釣り。サビキ釣りでも釣れることがあるようですが、やはり投げ釣りで釣れることが多いよう。最初の個体も投げ釣りで釣れたもの。

クロサギとほかの多くの魚とを見分けるポイントは口の伸縮でしょう。口が前方ななめ下のほうに突出し、長く伸ばすことができます。このほか、ヒイラギ科のヒイラギなどの魚も口を伸ばすことができます。

クロサギ科クロサギ属の魚も何種類かがいますが、鹿児島以北の日本沿岸で釣れるのはクロサギ、ダイミョウサギ、セダカダイミョウサギ、イトヒキサギ、ヤマトイトヒキサギなどに限られそうです。このうち後2者については背鰭の前方の棘が長く伸長するので容易に同定可能です。

クロサギは背鰭棘が9本で、尾鰭は強く2叉することなどの特徴で、ダイミョウサギと区別できます。吻背面のU字型溝周辺に小さな鱗がないなどの特徴で、ミナミクロサギと区別できます。ミナミクロサギは主に琉球以南に生息する種類で、屋久島などのように2種類が記録されている場所もあります。吻背面のU字型溝周辺に小鱗があるのだそうですが、ミナミクロサギの頭部背面の写真がないため説明できないのが残念です。

クロサギは海底に口をつけて餌を捕食するようで、場所によっては泥臭い場合がありますが、塩焼きなどでおいしいものです。

ダイミョウサギGerres japonicus Bleekerです。この種類は背鰭棘数が10棘で体高がやや高いものです。ダイミョウサギに近縁な種類は日本からは本種含め4種ほどが知られています。個人的には、このダイミョウサギの仲間よりもクロサギのほうが多いように感じます。この個体は三重県南伊勢町の方からいただきました。

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twitterでもいい感じ

2011年06月24日 03時53分22秒 | 魚類とインターネット

最近はブログのネタが少なく、やや困っているのですが、つぶやいてはいます。今、はやりの「Twitter」です。

この呟きで、最近の魚ネタの少なさのうっ憤を晴らしているところ。

最近は大雨が降ったばかりで、川にも行くことができません。今週か、来週は一色方面に魚釣りに行こうかとも思います。狙いはシロギス(今が美味しい)、マアナゴ(夜釣りで大物狙い)、ウナギ(川が濁ればチャンス)です。

サッカーは日本は最終予選への進出を決めたものの、クウェートに2-1で敗北・・・不完全燃焼の試合となってしまいました。さて、今から少し寝ます。

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