世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道です。
えー、私の知っている宣教師がこんな話しをしてくれました。えー、この方はアメリカから来てまず2年間は日本語の勉強をして、その後、まあローマ字で書いた原稿を殆ど読むようにしながら教会でお話しをし始めるというようなことだったんですねえ。で、ある時に、聖書の中のヨハネの福音書の3章の所からお話しをしてました。で、そのお話しを聞いてた、そうですねえ少し年輩の御婦人の方が、あれー? 今日は何か猫でも新しく生まれなきゃいけないって話しを聞いたんだけど、猫が新しく生まれるってそんなこと、どうして必要なんだろう、どういう意味なんだろうなんてことを考えていたそうなんで、それから日本人の牧師さんに、あれはどういう意味ですかあ、って尋ねた。聞かれた方の牧師さんの方がびっくりしちゃって、エッ! 猫が新しく? って。(すると)ほら、この間来たアメリカさんが盛んに猫でも新しく生まれなけきゃいけないって話してたじゃないですか、って言うんで、(牧師さんは)ハハーッっと思ったのは、このヨハネの福音書の3章という所にはニコデモという人の名前が出てくるんですねえ。で、このニコデモという日本語ではそうなんですけれども、ま、英語的な発音ででしょうか、「ネコデモ、アナタハ アラタニ ウマレナケレバ」(と)、何回も「ネコデモ」「ネコデモ」ってこう(宣教師が)言う、それをすっかり猫かと思っちゃってですねえ、へえー、猫でも新しく生まれ生まれなければいけないかねー、なんて思ったという話しをその方が私に話してくださったんですけれども。
イエス様はこうおっしゃったんですね。「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」(ヨハネの福音書 3章3節)という、これをニコデモという人に語った訳なんです。ニコデモという人は、なかなか立派な人だったようでして、指導者という風に言われています。宗教的にも社会的にも指導者と言われる人だったですね。そういう立場にありながら、イエス様の所に来てお話しを聞きたいというような、そういうまあ敬虔な謙虚な人であったというふうに言える訳です。イエス様はこのニコデモという人はそういう立派な人だということを知ってましたから、決して新しくあなたは出直して来なさいとかいうふうに言われるタイプの人ではないということは御存知でしたけど、でもそういう人も含めて、人は誰でも新しく生まれないと神の国に入ることはできないというふうにおっしゃったんですね。人間は生まれてきたそのままの姿で神の国に、天国に入るということはできない。どこかで新しい誕生をしなければいけないのだというふうにおっしゃった。これは実は大切な意味を持っているということを知っていただきたいと思うんです。
( PBA制作「世の光」2006.11.06放送でのお話しより)
******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
***
このサイトは URL名として http://yonohikari.biblical.jp
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。