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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■そこにある強き助け / 矢木良雄

2024年02月22日 | Weblog

2023/10/5放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしですか? インマヌエル桂町キリスト教会の矢木良雄です。
 ふとしたとき、口をついて出る聖書のことばがあります。旧約聖書の詩篇46篇の「苦しむとき そこにある強き助け」です。宗教改革者マルティン・ルターがここから讃美歌を作っています。「神はわがやぐら」という題です。「苦しむとき そこにある強き助け」は、ルターを勇気づけたことばだったのです。

 私は年甲斐もなくロードバイクを趣味にしています。カーボンフレームの自転車にツンツンのパンツとピチピチのジャージを着て、ヘルメットをかぶって走っています。それでもサドルの下に小さな高齢者マーク、かつては枯れ葉マークと言われてデザインが変わりましたが、そのマークを付けて走っています。若いロードバイク・ライダーから煽られないようにする予防策です。まあ平地ならば時速30キロ前後で走りますが、坂道はからっきしダメ。後期高齢者の仲間入りですので当然なのですが、どんなにトレーニングしてもギアを軽いギアに付け替えても上り坂はやっぱりダメです。心拍数が170を越え、息も上がってゼイゼイ、人には絶対に見せられません。そのとき思い出すのがこの聖書のことばです。「苦しむとき そこにある強き助け」 最近は電動のママチャリ自転車が増えて、ゼイゼイ言っている横をスイスイと追い抜いていきます。これはショックです。

 さて、昔から親しまれた讃美歌に、「救い主イエスと」(聖歌590番)というのがあります。その2節の歌詞はこうなっています。「坂道に 強き御手を差し伸べ」
「御手」というのは神様の助けのことですけれども、自転車乗りには嬉しい讃美歌です。さすがに上り坂でペダルを漕ぎながら歌う余裕はありませんが、よくこの歌詞を思い出します。「坂道に 強き御手を差し伸べ」、そうしてくださる神様だ、と。

 この詩篇46篇には、「神はわれらとともにおられる」が繰り返し出てきます。神様は一緒にいてくださる、そういう確信から歌われた詩篇なのです。

 自転車でも山登りでも普段の生活でも、上り坂はやはりしんどいです。息も絶え絶えになります。心臓破りの坂があったら、ぜひこの詩篇を思い出してください。「苦しむとき そこにある強き助け」、そして、「神はわれらとともにおられる」です。


 ( PBA制作「世の光」 2023.10.5でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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