goo blog サービス終了のお知らせ 

花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

悲劇に強まる絆

2025年04月05日 | 映画の名言、映画の迷言

映画“黄金のアデーレ”(2015年制作)を観る。老境に入れば入るほど“家族への思い入れ”の大切さをヒシと感じさせる作品である。

ナチに追われたユダヤ人女性が、画家クリムトの叔母をモデルにして描いた「黄金のアデーレ」を取り戻すお話しであります。

オーストリアに住むユダヤ人富豪 バウワー家の階下にナチスの手が及ぶ。老境の身であるバウワーは、姪のマリアをアメリカに亡命させ、自分はその場にとどまることとなった。

「ひとつだけ忘れないでくれ、マリア。私らのことを。うちの一家族がこのウィーンに来た時、うちは貧しかった。

懸命に働き、この国の人間になれるよう労を惜しまなかった。その努力と成果と、子供たちが我々の誇りだ。誰も奪えない誇りだ」

そして老人と娘、亡命する姪の三人は、強く抱きしめ合います。家族の絆を感じる一瞬でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 軽便鉄道 終着駅 | トップ | 涙を流して ピアノを弾いた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

映画の名言、映画の迷言」カテゴリの最新記事